スタッフさんが声をかけ集まってくれた大学生さんたちが舞台を立て込んでくれています。
ロビーからは舞台班の作業終了を待つ照明班の楽しげな声が。
若者達の中で私は保護者みたいな気分…。
役者さんは夕方からなのでまだ誰も来てないんですね。
とにかく公演は明日から、前売り券絶賛発売中です。
明日は劇場でお待ちしております!
とにかく今回もいろんな稽古場へ行った。
前回も紹介したが、傘を貸してくれた親切な稽古場。
親切なのは稽古場ではなくそこにいた受付の方々です!
電車とバスを乗り継がないと行けない稽古場。
迷ってたどり着かなくて、必ず誰かが遅れてきた。
吉祥寺の各コミュニティセンター。
それも残すところあと2か所。
あと2日。
私は紙に書かないと自分の言いたいこともきちんと伝えられない。
それを言葉にしてくれる役者さんは本当に頼もしいし尊敬している。
それは役者さんの言葉でもあり、私の言葉でもある。
私はずっと頭の中で役者さんの声を聞きながら台本を書いてきたし、
台本はやはり私一人で書いたのではなく、役者さんと一緒に書いたものだ。
だから今稽古しているお芝居は、この企画の為だけに集まった、
きっともう集まることのない皆さんの芝居だと思うし、もう出来ないと思っている。
それも、残すところ稽古で2回、劇場に入ってからあと7回。
一人の人に自分の気持ちを伝えたくて、このお芝居を書いたけど、
見に来てくださるお客様の一人一人が、その一人の人になってほしいと思っている。
…あと2日。
今日の稽古で、4回目の通しが終わった。
通すたび課題は増えるばかり。
間に合わないかもと不安になったり、
このままでいくかとあきらめそうになったり、
急に雨に降られて、寒くて、冷たくて、意味なく落ち込んだりしますが……
↓そんな時に稽古場の受付の方に、いらない傘を分けてもらったり、
↓そんな思いがけない親切に、嬉しそうな役者さんの笑顔を見ると、
まだまだ大丈夫、もっと良くなる、間違ってない、頑張ろう、
という気持ちになります。
何より、お客様から「見に行きます」というお返事をもらうたび、
頑張るとか不安とか大丈夫とか、もうどうでもよくなって、
とにかく面白いお芝居を作らねばと思います。
稽古は残り4回。
今日はヤオくんが休みだったので写真で登場。
柴ヤオくん↑
増えたシーンのヤオクンの代役を誰がやるかで揉める。
全員出演しているので私が代役をかって出たが、見る人がいなくなる。
もちろん演技力にも自信がない。
学生の頃は役者をやったこともあるけど今は見るだけ、
逆に場の空気を乱すかもしれない。
「どうしようどうしよう」と騒いでいたら、
そのシーンにセリフが無い権田さんが立候補してくれた。
いつもとは全く違う役柄なのに、他の役でも違う世界でも、
一瞬で飛び込むことが出来る役者さんって、
ホント尊敬するなあと改めて感心し、感謝しきりだった。
権田さん↑
お陰で明日のシーンにつなぐことが出来ました。
「14日に休むのはホワイトデーだから? やっぱりホワイトデーだから?」とヤオクンを茶化すと、
「違いますけど」と普通に答えられた。
なるべく小荷物で、「サッと劇場入りしてパッとやる」ことにこだわって
お芝居作りをしてきたけれど……まあそんなことにこだわる必要はないのですが、
いろいろ考えるとそうするしかなかったりで。
でも今回は場面転換がある。
そのための着替えや小道具もいつもより多い。
小道具の用意をお願いしている大林さんは
「今回要るものが多いけど、どうしたの?」と尋ね、
私は「なんでだろう…」と首をひねるが、
考えてみるとそれほどでもないはずだ。
ただ、「着替えがある」という事実に戸惑っている。
ともかくその分幅が広がっている(はず?)……ということで。
今日から稽古は後半の中盤に入ります→稽古場日記
役者さんは台詞を覚え、私はラストシーンに進んでいます。