TOKYOハンバーグ+B.LET'S合同公演「セーラー服とブルーシート」全公演終了しました。
ご来場いただいた皆さま、応援していただいた皆さま、キャスト、スタッフの皆さま、本当に本当にありがとうございました。
途中、大きな地震などもありましたが、何とか無事に全公演を終了することができたこと、また、本番を重ねるたび成長してゆかれる俳優の皆さんを見ながら、改めて演劇はお客様と一緒に作っていくものだと感じています。
終わって初めて聞くことや、気付かされることが多く、今さらながら関係者の皆さんには感謝と、申し訳ない気持ちになっています。
今まで書いた中で一番多い10人の登場人物を書き分けることが出来るのか、最初は不安でしたが、キャストが決まってしまうとそんな恐怖心も気付けばなくなっていて、机の前にチラシを貼って、その顔写真を見ながらそれぞれのセリフを書いていました。
詰まったら頭の中で話しかけ、彼女たちの声を聞きながら、次に話したそうな人を探しました。今回私は稽古場へあまり行くことは出来ませんでしたが、稽古が始まる前からずっと一緒にいたような気持ちです。
演劇の台本は読み物ではなく俳優が体に入れ言葉に発して初めて成立するもの、それぞれ決して簡単ではない役柄だったと思うのですが、最後まで真剣に向き合ってくださった俳優の皆さんには、感謝と尊敬の気持ちでいっぱいです。
また、本来劇作家でもある演出の大西さんは、「書く人の気持ちが分かるから」と、私のセリフを慎重に守りつつも要らないところを切り、アドバイスを貰い、いつも前向きに励まして貰いました。
私と稽古場の間に立っていろいろ大変だったと思うのですが、そんな様子を少しも見せることなく…おかげで私は自分の台本がかなり遅かったことに気付かなかったほどで、皆さまには大変申し訳ないことをしてしまったのですが…改めて台本は一人で書けるものではないと、今回も何とか最後まで書くことが出来たのも、大西さんや出演者の皆さん、スタッフの皆さんのおかげだと思っています。
また、TOKYOハンバーグの皆さまのお心遣いに改めて感謝しています。
B.LET'Sの次回公演は11月。
とりあえず近日中にB.LET'Sで集まってミーティングですね。気持ちを切り換えて、次に向かってまた頑張ろうと思います。
本当にありがとうございました。
滝本祥生