2/29（水）深夜のラジオドラマのお知らせです。
23:50～24:00 ニッポン放送 ＡＫＢラジオドラマ劇場
「オペレーター」 作・滝本祥生
出演：松原夏海 中塚智実 多田愛佳
※インターネットでも聴けます→コチラ
４年に一度の一日の最後に聞いていただけると幸いです。
今週のテーマは「テスト」。
桜は…今日も寒いのでなんとなくです
この日で稽古は3回目、一幕の台本を渡すのも３回目。
何度か書き直しを経て、ようやく「わたしの綺麗なスミレを買って」
一幕が始まりました。
現代の物語ではありますが、この日のつっちーはなぜか和装。
理由は「お稽古帰り」だからです。
ひととおりの読み合わせの後、
私からの大雑把な場所の説明と、思い描いているだけの装置のイメージを話した後、
「じゃあ、立つ？」
と、いつも通りさっさと立ち稽古開始。
説明が大雑把な分、入口じゃないところから入ってきたり、壁を突き抜けたりする人も続出する中、ざわざわと稽古は進んで行きます。
今回初めての方もいらっしゃいますし、
本日来れなかったキャストの代役をやってくれた方もいらっしゃいますし、
なかなか稽古に参加できない方もいらっしゃいますが、
動き始めた役者さんはイキイキと、たのもしく、人にも役にも急に血が通い始めるから不思議です。
「じゃ、覚えてきてください」と言って終わった、次の稽古は一週間後。
役者さんに追いつかれない様に少しでも先へ進まないと。
写真を撮ってきたのでたくさんアップします。
今日は前回公演「中ノ嶋ライト」に出演してもらった奥村泰彦さんの公演を見るため、前回公演のほとんどの出演者が集合しました。
奥村さんのお人柄ですね！
奥村さんが所属される劇団のＭＯＮＯの公演が吉祥寺シアターであったのです。
久しぶりに集合した皆さんは、まず石川理恵さんのすっかり大きくなったお腹に驚きを隠せない様子。
その後楽屋へお邪魔して、奥村さんをはじめ俳優の皆さんとご挨拶。私は以前ＭＯＮＯに所属していたことがあるので少しだけ顔が利きます。それをいいことに、半ば強引にご挨拶。
どちらの皆さまもお気遣いありがとうございました。
すっかり年齢が上がりどこへ行っても一番年上の私は、時々これから先のこととかどうすべきかわからなくなるのですが、こうして先輩たちが２０年以上も劇団を維持し、お芝居を続け、おもしろいことをされていることに、とにかく励まされます。
しかもお芝居は新作でおもしろくて、あと２日あと３回しか吉祥寺シアターで見られないなんてもったいない！ ですよ。
明日はこちらも次回公演の稽古。雨でも稽古。
今日の一日に刺激を受け、しかも受付にいらしてご挨拶をさせてもらった渡辺さんに「次回のタイトル、おもしろそうですね♪」と言ってもらい、嬉しさと責任を再確認したのでした。
眼鏡を新しくしようと測ってもらったら、度数がかなり上がってしまった。
つまり、視力が下がっていたということ。
台本は進まないのに、無駄にＰＣに向かっていることで目が悪くなるなんて、なんだか採算が合わない気がする。イヤ、無駄にＰＣに向かうことは無駄じゃない。無駄じゃないはず。
台本を書こうと無駄に早起きして進まなくてずっと寝不足でいることも無駄じゃない、はず。
台本の合間に見てしまうyahooのおもしろ動画に詳しくなっているのは、絶対ムダだけど。
最初の顔合わせから何日たったのかわからないけどかなりの時間が経って、今回は全員揃うのがずいぶん先になってしまうことが分かっているから、稽古進めるためには台本をバンバン先に進まないといけないことは知っているのに、
私は最初に持って行った３０ページほどの台本を頭から書き直しています。
とにかく頭が重要なことはわかっているし、いつもそうだし、これは無駄ではありません。
視力の低下も寝不足もおもしろ動画に使った時間も、台本で採算をとらないと。
昨日は久しぶりに下北沢「劇」小劇場へお邪魔し、４月の公演のご挨拶。
ご挨拶へ行ったにもかかわらず徹底的にマイナスなことしか言わない私を、ご担当の市川さんはかわいくわらいとばし、来年と再来年の公演日程の相談に乗ってくださいました。たちまちプラス思考に。
そして私たちはバレンタインデイにちなんで友チョコを交換。市川さん手作りの、もちもちでスイートなオトウフブラウニ―をおいしくいただきました。
そのせいか、家を出るとき人生に必要なものはやっぱり「お金と娯楽」だと考えていた私が、帰る時には「愛と勇気」に変わっていました。
稽古も少しずつ始まっています。
顔合わせが終わって一週間。
今月は今回初参加の方を中心に、台本に慣れてもらう稽古。
初日から頭を抱える私に、役者さんは心配そうだったけど、実は皆さんのいろいろな面が見れて、台本を書く上ではこういう稽古はとてもありがたいのです。そして稽古はやっぱり楽しい。
この人のこういうとこもっと書きたいとワクワクしています。
次回公演のお知らせです
B.LET'S 第１０回公演
わたしの綺麗なスミレを買って
作・演出：滝本祥生
出演◎石川俊浩・大田康太郎・大林佳奈子（演劇集団 円）・岡田昌也・
千代満久・ 土田有希・永島広美・山崎ゆりか・三浦珠緒
日時◎２０１２年４月１７日(火)～２２日(日)
１７日(火)１９：３０
１８日(水)１９：３０
１９日(木)１９：３０
２０日(金)１４：００／１９：３０
２１日(土)１４：００／１９：００
２２日(日)１４：００
会場◎下北沢「劇」小劇場 03-3466-0020
料金◎前売り２８００円 当日３３００円
３月３日（土）前売り発売開始！
今後情報が増えると思いますので詳細はB.LET'S HPでご確認ください。
今回もたくさんの役者さんに集まっていただきました。
昨日は早速の顔合わせで読み合わせ。
配役に迷ったわたしは、初日から役者さんにワガママを言って、書いて行った部分の台本の読み合わせを２時間近くかけて数回行い、結果一番初めに思っていた通りの配役のままにするという…演出の権力を初日から発揮する結果となりました。
しかし根気強く読み合わせてくれた役者さんたち。
お馴染みの方も、久しぶりの方も、新しい方も、多彩な皆さんと4/17に向けてB.LET'S 再始動です！
後列左から 千代さん、大林さん、永島さん、石川さん、大田さん
前列左から 岡田さん、土田さん、山崎さん、三浦さん
もうすぐ次回公演の顔合わせがあって、Ｂ.ＬＥＴ'Ｓ 主宰であり、この集まりの主催である私は、ハラハラドキドキ。
眠れぬ夜を過ごしています。
でもその前に、ご報告させていただきたいことがあって。
それは時々このブログに登場する友人で俳優の石川理恵さんについてです。
２００９年から２０１１年までの２年半、Ｂ.ＬＥＴ'Ｓの全公演に出演してくださった石川理恵さんが次回公演からしばらく出演されないことになりました。
彼女は只今妊娠中で、スリムだった彼女が見るたびふくよかになり、「ふとりすぎた、やせなければ」と言っておられます。
彼女の出産予定日の一週間後にＢ.ＬＥＴ'Ｓ第10回公演の本番。場所は違えど、同時期にまた一緒にがんばれるなんて、こじつけでもこういうの縁っていうのでしょうか。
東京で演劇公演を行うようになってから、全ての作品に出演してくれた彼女はＢ.ＬＥＴ'Ｓの顔ですので、楽しみに見守ってくださった皆様にはやはりご報告させていただこうと思いました。
ビーレッツは劇団ではないので私がどういう立場でこういうことを書けばいいのかわかりませんが、彼女がいなくてはこんな風にはやって来られませんでした。
彼女がいたから書けたこと、彼女だから伝わった気持ち。 だけど感謝とか恩とか縁とかそんな言葉とは少し違って達成感に近い様な……ひとりよがりかもしれませんが一緒にたたかってきたと思っている人ですから。
いつか一緒にお芝居が出来なくなることがあったら、きっとこういう幸福な理由だと思っていましたので、まさに思っていた通りの理由で、思っていた通りの自然な形の区切り。
そこには思ってた通りの寂しさもありました。
もちろん今まで通り、彼女の姿は私のブログに登場すると思いますし、そのうちに彼女の赤ちゃんも登場したり…今まで通り彼女を近くで応援したいし、ここには書ききれないありがとうとおめでとうを伝えて行こうと思います。
でもこれは少しだけ区切りでもありますので。
だから人生の大仕事を目前に控えた石川さんに無理を言って「ひとことコメント」をお願いしました。
私が出来ることは目の前の公演を変わらずやり遂げて行くことしかありませんが、その先にまた彼女の演劇人生と交差する時間が来ればいいなと思っています。
まずは次回公演に向けて。
まったく……いつもお願いばかりで本当に申し訳ありませんが、
これからもビーレッツと、石川さんと、私を、どうぞよろしくお願い申し上げます。
滝本祥生
石川さんより
こんにちは。石川理恵です。
ご紹介いただいたように、今はもうすぐ生まれてくる命がお腹に宿っています。
ビーレッツでの二年半は、いろんな事がありすぎて、ひとことではとても収まりそうにないのですが、
ビーレッツに出演するきっかけになった日の事は、今でもはっきり覚えています。
滝本さんが脚本提供した舞台に、私が出演していて、稽古場に見学にこられた後、山の手線でいっしょに帰った時に声をかけて頂きました。
即返した私に「よかった～。あたしな、アホな子とやりたいねん」といい、ニコニコしている滝本さんをみながら、直感的に、私、この人とあうかも！ と思ったのでした。
これからは、一人のビーレッツファンとして舞台を観劇する側で、
私が好きな沢山の言葉を、これからは客席できく事になり、寂しさもあるけれど、それでもやっぱり楽しみな気持ちで
いっぱいです。
記念すべき10回公演は、福島で陣痛に耐えながらヒーヒー言っているだろう時期で、観劇はできないけれど、滝本さんもきっと稽古でキーキー言っているはずなので、いっしょですね。
長くなってしまいすみません。
いつか…というと、やってこない未来みたいな気がしますが、いろんな事がおちついたら、また作品作りの側で関わりたいなって、思っています。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
今後もビーレッツをよろしくお願いいたします!!
石川理恵
先日ヤオくんに会いました。
２０１０年の春と夏の公演に出演してくれた柴ヤオくんは、一年半前から中国へ留学中。
でももともと出身が中国なので留学なのか帰国になるのかわかりませんが、先月後半の中国のお正月休みを利用して帰郷したそうです。
留学したての頃は赤ちゃん言葉の様な幼い中国語を喋っていたそうですが、今では言葉の不自由もなく。中国の学校を卒業し俳優の活動を続け、撮影のためにモンゴルで馬に乗ったり、ピストルを撃ったりするそうです。
なんだかスケールが大きい…
中国でがんばると言って、ヤオくんはまた中国へと帰って行かれました。
すっかり逞しくなられた一年半。
