先日の公演が終わり、振り返ることもせずにすぐに次回公演の準備に取りかかって。
だけどタイトルとキャストがほぼ決まったこともあり、勝手ながらこのタイミングで振り返ってみたいと思います!
今回、もともとは朗読劇をやるつもりで、その時に出来たのが1話目の「向こう岸へ片思い」でした。
タイトル通り恋の話ですが、朗読劇用に書いたこともあり話しが混沌としているところがあります。
休みのないセリフのやりとり、大きな展開無く作ったストーリーに、演じられた尾方さんも江間さんも大変そうでした。実際大変だったと思います。
そういう意味でもきっと難しい本だろうと思いつつ、でも尾方さんと江間さんならばステキに演じてもらえるに違いないとお願いしたのですが、最終的にその通りにしてくださいました。お二人ともイキイキと楽しそうに演じてられて、感謝と尊敬の気持ちです…!
2話目の「革命とレコード」は、少し昭和の感じがするタイトルとは無関係な、現代のマンションの理事会の主婦の話です。
いつか実現させようと言っていた藤森さんと私の共演…だけど結局大変な役回りを藤森さんに任せてしまったので、藤森さんは困惑されたのではないかと思います。演出も難しく、なかなか集中も出来ずに、個人的には反省ばかりですが、以前一緒に公演をやっていたときと同じように、文句も弱音もいっさい言わない彼女の強さは変わらずでした。
ずっと引っ張ってもらってばかりでしたが、またやりたいと彼女が言ってくれて少し救われた気持ちになりました。
3話目の「姉・兄・いもうと」は、ずっと前に書いた作品を元に書き換えたものでした。
最後は4人芝居で閉めくくろうと書いた、8回公演「家族カタログ」の元になったものでもあり、いつかやりたいと思っていた話。
軸となる末の妹を土田さんが可愛く、怖く、表現してくれました。キャストが2人から4人になることはとても心強く、演じる方は同じ緊張感だったと思いますが、稽古などはこの作品が一番楽しかったです。
今回は本当に久しぶりに出演させていただいて、3年ぶりに藤森さんが出演されたこともあり、小規模の公演ながら個人的にはとても印象的な公演でした。大げさに感慨にふける私と藤森さんの様子に、土田さんが涙ぐみ、江間さんが笑い、尾方さんが引いている、変な感じの5人だけの打ち上げをしました。
6月に土田さんと永島さんが客演をされている時に、私も何かしたい!と藤森さんと急きょ決めた今回の企画は、キャスト、スタッフの皆さまのご協力があってこそのものでした。
そして、そんな急な告知だったにも関わらず、お集まりいただいたお客様がいてくださることに、改めて言い表せない感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございます。
長くなりましたが…そして私は、次回公演の準備に取りかかっています。
次回公演は11月26日から。小劇場楽園は、今回初めて上演する劇場で楽しみです。
近日中に公演詳細をおしらせいたします!