今年は暖冬だからと毛布ナシで眠り、「風邪の予防に」と予めマスクをしている友人を傍観し、何だか喉が痛いけどまあいいかと飲みに行ったり。そんな生活をしていたら案の定カゼを引いた。
こうして自分の行動を思い返すと、収まるところに収まったという感じだ。
でもふだん丈夫な分、ちょっとしたダメージに弱い。
日曜日の22時からBS1でやっている「鴨川食堂」というドラマをなんとなく見ていると、実家のすぐ近所が映っていた。
京都の「東本願寺近くにひっそりと建つ食堂」という設定だった。
右下の三角屋根が東本願寺。
ここから烏丸上がって西…と考えると舞台の食堂の位置がだいたい分かる。
私の実家から3分くらいのところで、小学校の同級生の旅館がある辺り。
もちろん、実際にはそんな食堂はない。
本当にあの辺りは何も無くて、仏具店と旅館、あとは民家だ。
さらに上がって東に入ると私の家。
東本願寺の系列(?)の幼稚園に通っていたので、子供の頃からことあるごとに東本願寺へ行った。遠足とか社会見学とかお参りとか。学生の時はデートとか。お堀の水は疎水だから琵琶湖まで繋がっていて、深緑のあまりきれいじゃない水だけど、時々、魚が泳いでいる。
なつかしいな。
その近所には東本願寺の持つ庭園「渉成園」があって…そこは広くないけど人が少なくて、鯉がたくさん泳ぐ池がある、穴場的なお庭。よかったらどうぞ。
なんだか観光案内みたいになってしまった。
最近、B.LET’Sでは何度か集まって話しをする機会があって。たった3人だけど公演がないとなかなか集まる機会が無いので、せっかくだからと、私は話すことを紙に書いて持って行った。
もともと思ったとこを話すことが苦手なので、場合によっては、言いたい事を紙に書いて持って行くことにしている。そしてそれを読み上げる。そうすれば話したいことが漏れず、簡潔に話すことができる。
口べたな私には好都合な方法だ。
すると、次の話し合いには私以外の人も紙に書いて持って来ていて、お互いにそれを読み上げることになった。これではまるで作文発表会のようだと、その時は出来るだけ紙を見ないように話した。
だけどおかげで簡潔に、速やかに話すことができた。
私は思ったことを話すことが苦手なので、話し合いも苦手だ。
思ったことは半分も言えないし、何か違うと思ってもその時は何が違うか分からないし、いつも家に帰ってから後悔して辛くなる。しかし、次ではもう遅くて。子供の頃からあまり変わらない。
だけど、それでも話し合うことはいいことだと、話してみて思った。
苦手なら準備すればいい、紙に書けば。
機会があったら、また作文発表会をやろうと思う。
とりあえずカゼを治さないと。
行きたかったお芝居も見に行けなかったし、友達と鍋をする約束も迫っている。
友達の家には小さな子供がいるので、このままじゃ行けない。
とにかく治さなければと、まずは毛布をひっぱりだした。
毛布は、温かかった。