B.LET'S 

「滝本Bログ」滝本祥生のブログです。B.LET'SのHP→http://blets.jimdo.com/

B.LET'Sよりお知らせです。

2016-07-25 16:31:16 | 日記

このたび、昨年11月の公演以来、別々に活動してきた土田有希がB.LET'Sを離れることになりました。
つまりは退団すると言うことになったわけです。

お芝居をすることは私たちにとって大切なことですので、考えていることが違うなら、互いに自由にやるべきではないかと、話し合いました。
とはいえ劇団員になってから、それ以前と、彼女とは何度も一緒にお芝居を作って来たわけですから、今の気持ちを‘寂しい'という言葉だけでは到底表すことはできませんし、自分の責任の大きさを感じています。
しかし一番いい方法を考え選択したことですので、自分達で決めたこの筋立てに沿って、まっすぐ進んで行かねばと思っています。

彼女はもちろんこれからもお芝居を続けられ、8月26日(金)~29日(月)まで、三越劇場で「滝の白糸」の本番を控えておられます。離れてもお互いを刺激し合えるような活動をして行こうと話していますし、これからも一番の味方でいたいと思っています。
勝手ながら、今後も土田有希とB.LET'Sを応援していただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。

B.LET'S 滝本祥生

 

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土田有希よりごあいさつ

この度、長くお世話になりましたB.LET'Sを離れる事となりました。

B.LET'Sでは、未熟なこの私を、本当に沢山の作品に出演させて頂き、お世話になり、育てて頂きました。
B.LET'Sという場所を通して出会った沢山のお客様、芝居関係者の皆様、全ての方に心より御礼申し上げます。


後ろ向きな気持ちではなく
決めた今回の事ですので
今後とも変わらずB.LET'Sを応援して頂けますと幸いです。

お世話になった大切な場所を離れる寂しさもこの上なくありますが、
皆様ともまたどこかの劇場で、作品でお会い出来たらと思っております。

お世話になった全ての皆様、
言葉では言い尽くせない感謝を、
心より、どうもありがとうございました。

2016年7月
土田有希

 


「エピローグに栞を」終了しました。

2016-07-06 03:09:30 | 日記

B.LET'S第16回公演「エピローグに栞を」全公演終了いたしました。

皆さま、本当にありがとうございました。

ちょっと今、ホッとしています。
と言うのも…これからはずいぶん子供じみたことを書きますが…前回公演以来半年、大切な人たちを傷つけて、自分も同じように傷ついて、その理由を考えながら過ごしました。

でも、そのうちに5月初旬の二人芝居の稽古が始まり、終わった時には6月末の「エピローグに栞を」の台本が全く書けていない状態でまた稽古に入ることが不安で。それは大大大先輩の俳優さんや、期待を胸いっぱいに抱えた可愛い女優さん達や、大好きなミュージシャンの方を巻き込んでいるのに、台本がないという重圧はもちろんですが何より、今回の作品が半年間悩み続けた自分への答えになると思っていたからでした。

 

 

 

 

「自分への答えになる」と書きましたが、もちろん数学のように美しい答えにたどり着くわけではありませんので、今も心は迷ったりしています。でも、もっと奥の方では久しぶりにスッキリと強い気持ちが潜んでいるように思うのです。それは、私が信頼した人たちに少なくとも作品が愛されたのではないかと、思えたからかもしれません。

そして、お客様の温かい拍手と笑顔に、言い尽くせない感謝の気持ちでいっぱいです。

ここからは今さらですが、私から出演者の皆さんの紹介をさせていただきたいと思います。
長くなりますがお付き合いいただけたら幸いです。

 

 

去年の合同公演以来、出演して欲しいと思っていた中村優里さんはとても華のある女優さんで、端正な容姿はもちろんですが、私は彼女の声と笑顔が大好きでした。彼女ならと信じて難しい役どころをお願いしてほぼ3役、大変だったと思います。

 

 

そして、発見だったのが彼女が意外にもコメディエンヌだということ。稽古で見せる表情にはいつも明るさがあり、そしてどんなにキツイせりふも彼女に掛かればかわいらしく聞こえてしまう…常々、セリフをまっすぐに、そして複雑に表現して欲しいと思っていた私には、これはとても嬉しいことでした。

 

 

同じく、今回初めて参加していただいた永田涼香さんは、初めて会ったときに、年令の割にとてもしっかりした方だと思ったので、その理由を探ることで人物のイメージを広げていきました。まだほとんど知らなかった永田さん自身のことを想像しながらキャラクターを考えて行くのは楽しい作業でした。

 

 

終始複雑な感情をもつ役柄で演じていて辛かったと思うのですが、どこか守ってあげたくなるような、健気な、そしてユーモラスな彼女の表現がとっても好きでした。

 

 

久しぶりに参加してくれた大田さんは、今までで出演してくれた中でも一番イキイキされていたと思うし、マイペースを崩そうとしない永島さんの、自分を変えたいという気持ちが見えた事も、私には嬉しいことでした。

 

 

そして深水さん。

アンケートにこの物語を「私から父へのラブレター」と表現してくださった方がおられましたが、恥ずかしながらそれは本当で、前回公演まで毎回京都から公演を観に来てくれていて、でももう弱って観に来られなくなった父に、私が出来ることは何だろうと思って書いたものでした。深水さんほどやんちゃな父では無いですが、大好きな父の役どころを大好きな深水三章さんに渋く、素敵に演じて貰えて、私はとても幸せでした。

唯一甘えられる存在の深水さんにだけ反発したような態度を取ってしまう大人げない私をいつも懐深く受け止めてくださって、本当に感謝しております。

 

 

 

そして、ここからはすみませんがただの思い出話になります。

今回、ステキな演奏と歌で参加していただいた飯田マキトさんと、公演のたびにいつも舞台写真を撮っていただく鞆岡隆史さんと私は、地元の京都にいた頃からの知り合い。20代の頃、飯田さんのバンドが好きだった私は鞆岡さんや友人達とよくライブを見に行きました。

 

 

やがて、写真家を目指していた鞆岡さんは彼らが歌う姿を写真に撮るようになり、私を飛び越えて友達になってしまいました。そんな自由な彼らに私は憧れていました。
けど、私が本当に羨ましかったのは、彼らが自分のやりたいことに正直に向き合っておられたこと。その頃の私は演劇を諦め、やりたいことをやりたいと言う勇気もない、自分が大嫌いでした。

 

 

今も根本的にはそんな自分と戦っているし、あまり変わっていないのですが、それでもやりたいことをやりながら自分で企画した公演で、あのころ憧れていた人たちと関われたことは私にとっては特別なことでした。

なので、記念に写真を取って貰いました。

 

 

ちょっとしたご褒美を貰ったような気持ちになりました。

 

 

 

そして、飯田マキトさんが作ってくれた劇中歌をyoutubeにアップしていますのでよろしければご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=rYP0euR0W_0

 

と、本当にながくなりすみません。

最後までお付き合いをありがとうございました。

 

 

これからも頑張りますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 

滝本祥生

 


「エピローグに栞を」残り2日となりました。

2016-07-02 02:58:40 | 日記

ブログを全然更新していませんでしたが、「エピローグに栞を」の公演が始まり、そして2日目が終了しました。

ご来場いただいたお客様や、応援してくださった皆さま、本当にありがとうございました。

 

 

来ていただいたお友達にもご挨拶出来なかったり、お礼の気持ちをお伝え出来なかったり、時間はかかっても必ずメールも返信をいたしますので、失礼をお許しください。

 

劇場ではない、古民家での公演は、狭い客席で、じっとお芝居を見てくださるお客様のご協力があってこその上演、いただいた拍手をそのままお返ししたい気持ちです。

本当にありがとうございます。

 

 

古民家ゆうどは生命力溢れる特別な場所。

都会の真ん中とは思えない、植物がいっぱい。

 

 

猫もたくさんいます。

トラちゃんや、クロちゃんといったシンプルな呼び名に、人と猫との気ままな距離感を感じて微笑ましくて。

そして、動植物だけではなく、物にも生命力を感じます。

 

 

会場の雰囲気が、夜と昼では全然違うので、それぞれに併せてセリフや効果音に少しずつ工夫をしていますが、俳優の演技も少しずつ違っているように思います、飯田さんの生演奏も。小さな空間で、お客様も含めて一緒に作品作りができる事を嬉しく思います。

 

そんな古民家ゆうどへ通う日々も残り2日。

土曜日はおかげさまで満席となりました。

 

 

少しだけ増席いたしましたので、最終日はまだお入りいただける予定です。

皆さまのご来場を心よりお待ちしております。

 

 

B.LET'S第16回公演
「エピローグに栞を」 作・演出  滝本祥生

◎出演 

永島広美(B.LET’S)
大田康太郎
中村優里
永田涼香(TOKYOハンバーグ)

深水三章

演奏・歌  飯田マキト

◎日程 6月30日(木)~7月3日(日) 
7/2(土)15:00・19:00
7/3(日)13:00・17:00

◎会場 古民家ギャラリーゆうど  
東京都新宿区下落合3-20-21

◎料金¥3500(予約制)

◎スタッフ 
宣伝美術 若松早百合 ・写真 鞆岡隆史 

企画・製作・主催 B.LET’S

◎お問い合わせ  
B.LET'S 090-1907-8034
b.lets82@oasis.ocn.ne.jp