平々凡々とした日々(?)を支離滅裂に綴る雑記

映画・F1・時計等が趣味です。
日々これらのことにに関することや雑感などを駄文乱文でつづっていきます

楽園

2019年11月01日 23時51分15秒 | 映画・ドラマ・アニメ
今日は、先週いや先々週観た映画の紹介。
そうそう先々週は土日で4本映画観たので、やっと日曜日分ですね。
ベストセラー作家・吉田修一の短編集「犯罪小説集」を、
「64 ロクヨン」の瀬々敬久監督が映画化したものです。


あらすじは、ある夏の日、青田に囲まれたY字路で少女誘拐事件が起こる。
事件は解決されないまま、直前まで被害者と一緒にいた親友・紡は心に深い傷を負う。
それから12年後、かつてと同じY字路で再び少女が行方不明になり、
町営住宅で暮らす孤独な男・豪士が犯人として疑われる。
追い詰められた豪士は街へと逃れ、そこである行動に出る。
さらに1年後、Y字路に続く限界集落で愛犬と暮らす養蜂家の善次郎は、
村おこし事業を巡る話のこじれから村八分にされてしまう。
追い込まれた善次郎は、ある事件を起こす。


「犯罪小説集」から2つの事件を1つにして映画にしているので、
前後半で、1つづつの事件を描いている。
共に人がいかに罪を犯すに至ったかを描いている。
2つの事件とも人の猜疑心等がもとになっている。
2つ目の事件の村八分なんて、村単位の「いじめ」だよね。
それが逆に犯罪者を作っていくことになってしまう。
現代でも田舎にいけば、これに近いことがあるのかなあ。
コミュニティで生きていくと少なからず出てくる問題ではあるかもしれない。
そう考えると、隣に誰が住んでいるか知らない都会の方が生きやすいかも。
人間の心理をえぐってくる映画である。観終わった後には、ズーンと心にくる。
そんな中で紡とその幼馴染の生き方に希望を繋ぎたい。





人気ブログランキング
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする