平々凡々とした日々(?)を支離滅裂に綴る雑記

映画・F1・時計等が趣味です。
日々これらのことにに関することや雑感などを駄文乱文でつづっていきます

ナチスに仕掛けたチェスゲーム

2023年07月23日 23時59分27秒 | 映画・ドラマ・アニメ
土曜日、BONNIE PINKのライブに行く前に映画を2本観ました。1本目は伏見ミリオン座で、
「ナチスに仕掛けたチェスゲーム」を観ました。毎年夏になると、ナチス関係の映画が多く
上映されますが、今年観るのはこれで2本目。この映画はドキュメンタリーや事実に基づいた
話しではないので、どうしようかなと思っていましたが、スケジュール的に観ることが
できたのもあり観てみました。


内容は、オーストリアの作家シュテファン・ツバイクが1942年に発表し、命をかけてナチスに
抗議した書として世界的ベストセラーとなった小説「チェスの話」を映画化。
ヨーゼフは久々に再会した妻とともに、ロッテルダム港からアメリカへと向かう豪華客船に乗る。
かつてウィーンで公証人の仕事をしていた彼は、オーストリアを併合したナチスドイツに貴族の
資産の預金番号を教えるよう迫られるも拒絶し、ホテルに監禁された過去があった。豪華客船では
チェス大会が開かれ、世界王者が乗客全員を相手に戦っていた。世界王者と船のオーナーの対戦の際、
オーナーにアドバイスして引き分けに持ち込んだヨーゼフは、自ら王者と一騎打ちをすることになる。
ヨーゼフのチェスの強さには、ある悲しい理由があった。


ホテルでの監禁の話と豪華客船での話が、同時進行してくのだが、話がアッチへいったりコッチに
いったりでわかりにくい。主人公の不安定な心理を表しているのかも知れないのだが・・・。しかも
豪華客船での話は、なんだか怪しげな展開になっていくしね。最後で、あ~、なるほどねってところ
だが、それもわかりにくいちゃ、わかりにくい。確信をもってそういう所だよねってモノガ欲しいくらい。
それにしても、邦題が内容にあってないような気がしていて、そのことも映画内容に変なん先入観を
もたすので良くないかなあと感じる。ナチスに主人公自らチェスゲームを仕掛けた感じは全くない。
ナチスに監禁され、心理戦を持ち込まれたのは主人公だし。主人公は、ひたすら顧客の資産を守った
だけだ。それにしても今までのナチス映画と違い、主人公が横柄な雰囲気されある上流階級の人間の
せいかナチスと彼の心理戦を観ても、何故か全面的に肩入れする気持ちになれないのは。なんか
色々と微妙な感じがしたかなあ。やはり、事実に基づいてないと説得力不足かなあ。もっとも、
この原作の作者は、ナチスに抗議するこの本を書いた後に自殺している。それほど精神的に追い込まれ
ていたのであろう。それは本の主人公と重なる。原作を読んでみたいなあ。そっちのほうがリアリティが
あるかもしれない。









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