平々凡々とした日々(?)を支離滅裂に綴る雑記

映画・F1・時計等が趣味です。
日々これらのことにに関することや雑感などを駄文乱文でつづっていきます

沈黙のレジスタンス ユダヤ孤児を救った芸術家

2021年08月29日 23時59分56秒 | 映画・ドラマ・アニメ
昨日の名古屋で観た映画の2本目は、「沈黙のレジスタンス ユダヤ孤児を救った芸術家」。
そう2本目もナチス絡みの映画です。もちろん、この映画も事実に基づいているので、
観ることにしました。自分は知らなかったのですが、「パントマイムの神様」とまで
呼ばれたマルセル・マルソーのエピソードだそうです。


内容は、「パントマイムの神様」と呼ばれたフランスのアーティスト、マルセル・マルソーが
第2次世界大戦中にユダヤ人孤児123人を救ったエピソードを映画化。1938年、フランス。
アーティストを夢見る青年マルセルは、兄アランや従兄弟のジョルジュ、思いを寄せるエマと共に、
ナチスに親を殺されたユダヤ人の子どもたちの世話をしていた。パントマイムを通して子どもたちの
笑顔を取り戻し、彼らと固い絆を結ぶマルセルだったが、ナチスは日ごとに勢力を増していく。
そして1942年、ついにドイツ軍がフランス全土を占領。マルセルは子どもたちを安全なスイスへ
逃がすため、危険なアルプスの山を越えることを決意する。


自分のことしか考えなかった、マルセル・マルソーが好きだったエマが絡んでいるとはいえ、
ユダヤ人の子どもの世話に一気に傾倒していくのは、きっと彼の心の優しさなんだろう。
彼のパントマイムを子どもたち素直に受け入れて、笑顔を見せてくれたかもしれない。
フランス全土が占領され、彼自身もレジスタンスの活動に身をよせていく。それでも
彼の本質的な優しさは変わらない。失意と怒りの中にあったエマに言った言葉で、それが
よくわかる。占領したナチスの残酷な振る舞いとマルセルの優しさとの対比で、胸が痛む。
そんな冷酷なナチスにも人間としての一面があるのを見せられると、なんとも言えない
苦い思いがする。マルセルの優しさには強さがあるのを思い知る。強く暖かい。






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