平々凡々とした日々(?)を支離滅裂に綴る雑記

映画・F1・時計等が趣味です。
日々これらのことにに関することや雑感などを駄文乱文でつづっていきます

魂の殺人~家庭内・父からの性虐待~

2023年03月31日 23時59分22秒 | 映画・ドラマ・アニメ
先週の日曜日も土曜日に引き続き、伏見ミリオン座でTBSドキュメンタリー映画祭が
開催中だったので、ケイコ・リーのライブ前まで上映作品を3本観ることに。
この日も同じスクリーンで、立て続けに上映だし、1本が比較的短いので、3本
立て続けに観ても疲れることはないですね。間に舞台挨拶もあるしね。この日は、3本とも
舞台挨拶がありました。1本目に観たのは、「魂の殺人~家庭内・父からの性虐待~」です。


内容は、渡辺多佳子さんが4歳の頃、突然、性虐待は始まった。加害者は自分の父親だった。
“魂の殺人”と呼ばれ、被害者の心に深い傷を負わせる性虐待。50年以上に及ぶ苦しみを経て、
多佳子さんは決意する。実名で被害を告発すること。そして、絶縁状態にあった父親と対峙
することを。“抵抗できなかった私が、悪いんですか?”多佳子さんの問いかけに、父親が語った
言葉とは……。声を上げ始めた被害者たちとその闘いの記録。


❝魂の殺人❞というのは、制虐待・性暴力のことをいうのですね。知りませんでした。それを
幼少期に自分の父親から受けるのですから、想像を絶する恐怖の体験だと思います。事実、
渡辺多佳子さんは、体を動かすこともできなかったと言われてます。また、なくなった後も
トラウマ(心的外傷)になりPTSD(心的外傷後ストレス障害)も発症して、その後の
人生に大きな影響を及ぼしました。また、相談した母親が専業主婦で夫を頼りにいきていた
ために、味方にはなってくれず逆に夫の味方をしたことも、大きなショックであったようです。
このように精神的なダメージから回復するには時間がかかり、法的に訴えようと思った時には
時効になっているのが問題だと訴えていました。今は、制虐待の被害者も声を上げる人が少し
づつではありますが出きて、運動をしており渡辺多佳子さんも参加し、現代の日本でも、
❝魂の殺人❞の被害者がいることを知って欲しいし、そのための運動もしていくとのこと。
渡辺多佳子さんや他の出演者の方も、なかなか気持ちが吹っ切れるまで話し合うというのが、
大変だと感じました。話をしても、まだ吹っ切れない出演者の方もいたし。吹っ切るというよりは、
相手が歳をとって認知になって話してもわからないので、諦めるというところもあるのかなと感じました。
このような事が無くなって欲しいとともに、被害者の方たち向き合った仕組みを構築していかないと
いけないのではないかと感じました。


上映後は、舞台挨拶。登壇者は加古紗都子監督、渡辺多佳子さん(出演者)です。

監督は密着するなかで、被害者方以上に泣いてしまったこともあったとか。
本当に、何時になったらこういう事件は無くなるのか・・・。








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