昨日の夜は、地元の映画館のハッピーマンデーで「室井慎次 生き続ける者」を観ました。
前編から約1ヵ月なので待ちましたが、これ位なら内容も覚えているからいいですね。
洋画だと、続編は1年後とかなって前のヤツの細かいところなんて忘れてるよってことも
ありますからね。それに自分の地元の映画館もそうですが、まだ前編が上映している
映画館も多いと思うので、前後編一気観もできますよ。田舎の映画館のレイトショーの
時間でしたが、さすがにお客さんは自分1人なんてことはありません。
内容は、警察を辞めて故郷の秋田に戻り、事件被害者・加害者家族の支援をしたいという思いから、
タカとリクという2人の少年を引き取り、暮らしていた室井慎次。しかし、彼の家のそばで
他殺死体が発見され、さらにかつて湾岸所を占拠した猟奇殺人犯・日向真奈美の娘だという
少女・日向杏が現れたことから、穏やかな日常は徐々に変化していく。かつての同僚であり
今は秋田県警本部長になっていた新城に頼まれ、警視庁捜査一家の若手刑事・桜とともに
捜査に協力することになった室井。そんな彼のもとに、服役を経て出所してきたリクの
父親が訪ねてくる。
良かったです、涙腺ウルウルでした。ただしこの「室井慎次」という映画は、「踊る」とは、
全く違う映画だった。所謂痛快な事件モノではなく、ヒューマンドラマなんです。
だから「踊る」のような痛快な事件モノを期待して行くと、ちょっと戸惑うかも。
冷静に考えれば、室井は引退して地味な生活をしているので、事件にそこまでタッチ
できませんし、現役の頃も現場の人ではないわけだから。その辺が「あぶ刑事」の
ように現役時代と同じタッチにはなってないところが、違いますね。事件に関しては、
なんかもう、ついで扱いかといった感じで、室井と養子の子供を巡る人間関係が主に
描かれていきます。雪国で養子とはいえ、フジテレビが描く親子関係なので、「北の国から」を
観ているような感じになってきたのは、私だけ?エンディングは、ちょっと予想して
なかった展開だったので、驚き。それでも、じんわり来ましたね。賛否あると思いますが、
自分はヒューマンドラマとして、良い映画だったと思います。痛快な事件モノが
観たい人は、ガッカリだったかも。
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