平々凡々とした日々(?)を支離滅裂に綴る雑記

映画・F1・時計等が趣味です。
日々これらのことにに関することや雑感などを駄文乱文でつづっていきます

ナイチンゲール

2020年05月30日 23時59分44秒 | 映画・ドラマ・アニメ
今日は名古屋へ映画を観に行きました。
チケットショップで買った優待券が今月限りだったので、
なんとか無駄にならないで良かった。
コロナのおかげで上映延期が相次いだため、当初観る予定の映画ではないが、
今上映しているなかで、興味があるものを選びました。
そうは言っても3本しかかかっていないので、そのうち2本なので選択の余地があまりにない。
「ミッドサマー」はもう結構前から上映しているので今さら感もあったので、
「霧の中の少女」と「ナイチンゲール」を観ることに。
「霧の中の少女」は先週観たので、今日は「ナインチンゲール」です。


あらすじは、イギリス植民地時代のオーストラリアを舞台に、夫と子どもの命を将校たちに
奪われた女囚の復讐の旅を描く。19世紀のオーストラリア・タスマニア地方。
盗みを働いたことから囚人となったアイルランド人のクレアは、一帯を支配するイギリス軍
将校ホーキンスに囲われ、刑期を終えても釈放されることなく、拘束されていた。
そのことに不満を抱いたクレアの夫エイデンにホーキンスは逆上し、仲間たちとともに
クレアをレイプし、さらに彼女の目の前でエイデンと子どもを殺害してしまう。
愛する者と尊厳を奪ったホーキンスへの復讐のため、クレアは先住民アボリジニの
ビリーに道案内を依頼し、将校らを追跡する旅に出る。


ナイチンゲールというとクリミア戦争での負傷兵たちへの献身で有名なフローレンス・ナイチンゲールを
イメージしてそこに関係づけるのかなあ?イギリス軍に献身的なナイチンゲールにはなれないとかそういう
意味なのかなあとも思ったりもしたが、実はナイチンゲールという鳥がいて、そちらの意味ではないか。
ナインチンゲールはサヨナキドリ と言い、 西洋のウグイスとも言われるほど鳴き声の美しい鳥なので、
主人公のクレアが歌が上手いことに合わせれば、彼女のことを言っている可能性が高い。確か「私は、
ナイチンゲールではない。」という台詞があったような気がする。道案内のビリーの本名マンガナが、
アボリジニの言葉パラワカニでブラックバード(クロウタドリ)を意味することからも、ナイチンゲールは
クレアのことをさしているサヨナキドリではいだろうか。
そんなタイトルの深読みをしたくなるくらい凄惨な内容だ。レイプや殺人のシーンがリアルに痛ましく
描かれており万人にお勧めはできないが、これは監督が内容にリアリティーを求めた結果なんであろう。
おかげで戦争下でそれらの凄惨を知ることなり考えさせられるからだ。内容は復習劇なのだが、その中で
クレアは最初は心を閉ざしていたがビリーの境遇を知り自分と重ね合わせ、お互いの境遇を知ることで
2人が力を合わせていく。実際に将校の1人を殺した時は復習の達成よりも人を殺したことに震え、
一番の憎い相手の前では、急に怖くなり逃げ出してしまうところの細かい心理描写が素晴らしい。
旅の途中でわけありとわかりながら2人を家に泊め食事を提供する老人がちゃんと差別なくビリーにも
人として接するシーンでビリーが涙するところは、胸が痛む。
21世紀になっても現在でもアメリカで白人警察官による黒人殺害が起こっている。コロナ禍では欧米で
アジア人に対する差別があった。人類は全くもって進化していない。













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