平々凡々とした日々(?)を支離滅裂に綴る雑記

映画・F1・時計等が趣味です。
日々これらのことにに関することや雑感などを駄文乱文でつづっていきます

DAU. ナターシャ

2021年03月14日 23時59分55秒 | 映画・ドラマ・アニメ
昨日、ビッケブランカのライブの前に1本映画を観ました。「DAU. ナターシャ 」です。
ロシアの前身であるソビエト連邦を壮大なスケールで再現した映画で、
ロシアでは上映禁止にになっているとのことで、話にリアリティがありそうで、
興味があったので、観ることにしました。


内容は、ロシアの奇才イリヤ・フルジャノフスキーとエカテリーナ・エルテリが共同監督を務め、
“ソ連全体主義”の社会を前代未聞のスケールで完全再現し、独裁政権による圧政の実態と、
その圧倒的な力に翻弄されながらも逞しく生きる人々を描いた作品。
オーディション人数約40万人、衣装4万着、1万2000平方メートルのセット、主要キャスト400人、
エキストラ1万人、撮影期間40カ月、そして莫大な費用と15年の歳月をかけ、美しくも猥雑な
ソ連の秘密研究都市を徹底的に再現。キャストたちは当時のままに再建された都市で約2年間に
わたって実際に生活した。ソ連某地にある秘密研究所では、科学者たちが軍事目的の研究を続けていた。
施設に併設された食堂で働くウェイトレスのナターシャは、研究所に滞在するフランス人科学者リュックと
惹かれ合う。しかし彼女は当局にスパイ容疑をかけられ、KGB職員から厳しく追及される。


常識はずれの莫大な費用や何年もの年月や多くのキャストで再現といった宣伝文句だったので、
正直、おいおいって感じの内容というかスケール感。まあDAU.はナターシャ1本じゃなくて、
これから何本も作るってことだから、この1本のためだけに再現したわけではないのだろうが、
この映画に関して出てくるシーンは限られている。食堂のシーンが大半。秘密研究所の一部。
ウェイトレスの家、KGBの取り調べ機関くらい。ストーリーもKGBの取り調べ以外は、
食堂の毎日が淡々と描かれ、同僚との喧嘩は話がかみ合わなくてよくわからんし、あんだけ喧嘩して
なにごともなく普通に働いているのもさらによくわらんし、なんで一緒に酒飲めたりできるのか?
リュックとのベッドシーンも長くてちょっと・・・。そういえば喧嘩のシーンも長いんだよね。
客を不快にさせるのが目的ならそれは成功しているけど。なにか日常にフラストレーションがたまる。
それが“ソ連全体主義”の社会と描きたいなら、それはなんとなく成功している。カラーなのに暗く
感じる画面からも何か鬱屈したモノを感じる。明るさは全くない。KGBの取り調べはソ連なら
それくらいはやるでしょって感じかな。
とりあえず、これがDAU.の1本目だが、もうちょっとねえ~。これが1本目でドンドンスケール
アップして、話が膨らむとか、色々な展開やデカイセットを生かしたものがでてくるのか?
それとも、この1本目と同じようなモノしかでてこないのか?期待していいの悪いのか?
とりあえず2本目くらいは観るかなあ。期待せずにといった感じかな。












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