平々凡々とした日々(?)を支離滅裂に綴る雑記

映画・F1・時計等が趣味です。
日々これらのことにに関することや雑感などを駄文乱文でつづっていきます

異端の鳥

2020年10月11日 23時54分31秒 | 映画・ドラマ・アニメ
台風一過というか、ここ数日ずっと雨だったので久々の快晴。
いつもは土曜日に映画を観に行くが、今週は日曜にして正解だ。
まあ晴れてても、ほとんど映画館にいるので関係ないちゃ関係ないのだが、
やっぱり移動が楽だしね、晴れている方が。
今日は4本で、しかも途中映画館の移動もあるし。
1本目は「異端の鳥」。発禁の書の映画化。過激な差別と迫害が描かれ、
ベネチア国際映画祭では多くの退場者が出たものの、終わってからは、
10分間のスタンディグオベーションがあったとのことで気になっていた。


あらすじは、ナチスのホロコーストから逃れるために田舎に疎開した少年が差別に抗いながら
強く生き抜く姿と、ごく普通の人々が異物である少年を徹底的に攻撃する姿を描く。
東欧のどこか。ホロコーストを逃れて疎開した少年は、預かり先である1人暮らしの叔母が
病死して行き場を失い、たった1人で旅に出ることに。行く先々で彼を異物とみなす人間たちから
ひどい仕打ちを受けながらも、なんとか生き延びようと必死でもがき続けるが……。


予備知識から、かなり残忍な映像のオンパレードなのかと思ったら、そこまででもなかった。
まあ、ただ残酷な映像は確かにあるので、そういうのが駄目な人にはお薦めできない。
主人公についても、酷い仕打ちを受ける場合もあるが、そうでもない場合もある。
また、異物に対する排除は彼だけに向けられているわけではなく、
まるで誰かがそうなるのを待っていたかのように皆で攻撃する姿も恐ろしいね。
彼を異物ととる普通の人々の集団心理は怖い。今はコロナ禍で日本もそういうところが
あるような気がする。特にネット上とかね。
ラスト、やっとめぐりあった父親とのシーン。父親になかなか心を開かなかった主人公が
最後の最後に眠っている父親への言葉が泣ける。







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