ともちの小さなGLOBE

人生は一期一会のLong and winding road。小さな地球儀をめぐる日々をブログにしました。

人を育てる

2015-06-27 22:58:30 | 徒然なるままに
先日、部下との軋轢に悩む新米管理職に送ったメールの一節
混沌とする社会の中、将来を担う人を育てると言う命題に向けて、ここに書き留めたい

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管理職になり1年が経つ貴方へ伝えたい事があります。

「貴方は部下を愛していますか?」

この言葉は、管理職が常に突きつけられている命題です。
管理職として部下を持つと言うことは、社会から人材をいただくと言う事、人生を預かると言う事です。
1日の1/3が会社人生とすれば、気持ち良く働いてもらわなければならない。
その為にも上司は、外堀を埋めて、部下のメンタルを最良のものとし、気持ち良く仕事が出来る環境を創り、最良の結果を出し、共に成長していかねばなりません。
そして、ここに無くてはならないのは、部下に対する「愛」、人に対する「愛」です。

人は育った環境で価値観も異なります。しかし、その集合体が社会ですし、先にも述べたように、その人財を預かっているのが会社です。
当然、同じ部署に居る中で、「人」の能力の差もありますし、適材適所という概念から外れる場面もあります。

上司は部下に最大の能力を発揮できる場を与えなければなりません。これは会社に対する上司の責任ですし、社会から預かった人財を生かす意味でも、社会に対する義務です。
同じ人間が常に低評価であれば、「場」を与えられない上司の無能です。また、どうしても環境に合わない部下には、能力が発揮できる別の環境に異動させるのも上司の決断です。
異動の決断は、部下に恨まれる場合がありますし、これは管理職の宿命です。しかし、この決断とて根底に人を生かす「愛」が無ければなりません。

優秀なスタッフは管理職になります。しかし、皆が成功するものではありません。
出来る人間は、部下も同じ事が出来ると勘違いします。結果、頭から押付ける仕事となり、一過性の結果は出ても、人心掌握に失敗しドロップアウトしていきます。
上司と部下は上下関係ですが、部下があっての上司です。部下が居なければ結果は出せません。
振返って、人を生かす為に、自分はどう行動するのか?を、この節目に見つめ直してください。

CS(顧客満足)の前には絶対にES(従業員満足)があります。
お客様にとって夢の商品を創っている我々が、気持ち良く仕事をしていない限り、絶対に「夢」の商品は具現化出来ないと信じているからです。

「愛」を持って「人」を育てる事を常に心掛けていってください。