ともちの小さなGLOBE

人生は一期一会のLong and winding road。小さな地球儀をめぐる日々をブログにしました。

GRヤリスRZに試乗

2021-01-16 18:22:48 | S2000
ネッツトヨタさんに予約して、GrヤリスRZを試乗
この車は、豊田章男さんがモリゾーさんとして開発に随分係わったと聞いていたので非常に興味があったモデル…
WEBで試乗車を探すと、浜松でも試乗できるディーラーさんがあったので、早速予約した次第

試乗は11時30分からなので、それまで北遠の山の中をS2で足慣らし…

朝方は路面温度が低くウエットな状況の個所もあって、急なリアの滑り出しにフルカウンターを当てるエキサイティングなドライブ

冷や汗掻いたけれど、気分も上々…いよいよGRヤリスの試乗開始
試乗に先立ち、先ずは外観チェック

リアのオーバーフェンダーが凄い押しの強さ…サイドミラーの端部がオーバーフェンダーと重なる感じです
車幅もコンパクトカーなのに1.8m超え

フロントタイヤに収まる巨大なディスクローター

リアでもこの迫力

ローター交換は高額だろうねぇ…

内装は至ってシンプル


ただし、シートの調整幅は広くて確実なポジション出しが出来る心遣いを感じます
特徴的に感じたのはフットレストで、クラッチ左横に面が広い台形突起がある感覚は新鮮…ラリーだとこの方が良いんだろうなぁ
ナビもスマホ連動が一般的になりつつあるのを実感します

エンジンルームはこんな感じ

1.6Lターボは新設計… 大型のバッテリーはリアトランクに置かれていて重量配分の適正化に寄与

Normal, Sport, Trackの3段階で駆動配分とエンジン特性を変化できるのはスバルのSIドライブと同じ感覚
走り出しはNormalからスタート
着座位置はWRCベース車両だけあって、S2000に比べれば目線は高い位置でXVに近い感覚
シフトもワイヤーリンケージの筈だけれど、バックラッシュを感じずシフト剛性もあるけれど、ストロークは自分的には大きく感じた次第
ただ、クラッチの繋がる感覚がS2000とは違い、信号待ちからのスタートでエンストさせたのは御愛嬌…
吹け上がりも良いしターボラグも感じないから、もしかしたら軽量フライホイールを装備しているのかとも考えてしまいます

試乗したエリアは浜松市郊外の有玉近郊の為、車両は少ないかと思いきや、土曜の昼時はさすがに多めの車両…その中をメリハリ付けて流して行けば…
足回りも硬くは感じない、良い意味での乗用車感覚…でも剛性感はしっかりしていて無駄なロールも全く無い

ブレーキは大径ローターの凄いものが付いているけど、ブレーキングに感動を覚えるタイプではなく、通常に良く効く感覚…
おそらく低速の市街地走行だったからかと思うけれど、大型のブレーキシステムゆえに、高負荷状態でもこの性能を維持することを想像します

Normal, Sport, Trackの3段階で駆動配分とエンジン特性を変化させてみると、各々違いは分かるけれど、この特性変化はNormal, Sport, Trackの順を追って線形に変化するのでは無くて、2次曲線的に変化する感覚
明らかにTrackモードはリアのトラクションも多くなってロケットダッシュを感じます
まさに、名前を「GRヤリス」じゃなくて「GRヤリスギ」にした方が良いと思うほどの痛快さ…

自動車評論家のように長時間色々なシチュエーションで乗ったわけではないけれど、乗った時の第1印象が感覚を支配するのが常だからそのイメージで紐解くと…
今回試乗したRZが乗り出し価格が500万程…その上のHigh Performanceパッケージはここから約50万程プラス
一方、車体は同じでエンジンが通常の1.5LのRSは、300万以下のプライスタグが付けているけれど、必要なオプション装備を追加して見積もりを取ったら乗り出し価格は350万近くに…
サイドのボディーパネルに加えリアハッチ、ボンネットはアルミ製で外観はほぼアルミの塊、ルーフはカーボンルーフによる軽量化に加えた重量配分の適正化...そして強固なボディ剛性
いずれにしても内装はシャビーだからピュアスポーツを買う意志が無いと高く感じるのは確かだけれど、ある意味、これだけ走りに振った仕様なら納得する出来栄え…

とは言え、これほどGRヤリスのボディ剛性が良いんだから、同じシャーシのスタンダートのヤリスもコンパクトカーとしては、かなり良い出来であることを想像します…
誰かが、YouTubeでスタンダートのヤリスに手を加えたらかなり良い走りをするんじゃないかって話していたけど、これは今回のGRヤリスのRSに相当するのかと思う次第…
カタログ価格265万のGRヤリスRSが乗り出し330万あたりで手に入るんなら、かなり魅力的なんだけどね

個人的には、走りは凄く良いしWRXで勝つのも十分わかる車両だけれど、エモーショナルなワクワク感は感じなかったのが本音
凄く速くて、目的のために真面目に作られた車両であることはよくわかるんだけれど、この感覚は何なんだろう…
色気を感じない…
オープンスポーツに乗り慣れてしまったからなのか…

試乗後、この答えを紋々と自問自答しています…

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