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カタクリ・1~小山内裏公園

 小山内裏公園“鮎道”で咲き始めた「カタクリ(片栗)」。ユリ科カタクリ属の多年草で早春に10~15センチの花茎を伸ばし薄紫色の花を下向きに咲かせる。6枚の花被片は日差しや気温によって跳ね上がる様子が異なり個性溢れる咲き方をする。花後に果実を稔らせた後、夏には地上部が消えてしまうので“スプリング・エフェメラル(Spring ephemeral)”のひとつである。
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ミツマタ・1~頭状花序

 蓮生寺公園に植栽されている「ミツマタ(三叉・三椏)」。ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属の落葉低木で葉が展開する前に枝先に頭状花序を付ける。花弁は無く長さ15~20ミリの萼筒が30個ほど付き先端が4裂すると内側の鮮やかな黄色が見える。ミツマタにはジンチョウゲとは違った仄かな香りがあるようだが、私はこの時期は花粉症で嗅覚が正常でないためか未だにミツマタの香りを感じたことがない。
 ミツマタは和紙の原料になるのは良く知られているが、国立印刷局のホームページによるとミツマタは明治12年(1879年)に初めて紙幣の原料として採用され現在まで伝統が引き継がれているとある。ミツマタのほかにはフィリピンに生育するアバカ(マニラ麻)も原料になる。
※後日、花粉症が治まり嗅覚が戻ったので改めて嗅いでみると、ジンチョウゲとは全く違う微かな甘酸っぱい香りを感じた。
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