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ハナミョウガ・1~花

 小野路町の林内で見られる「ハナミョウガ(花茗荷)」。ショウガ科ハナミョウガ属の多年草で関東地方以西に生育する。草丈は50~60センチで常緑の葉は長さ30~40センチ。初夏に葉鞘が巻いて重なった偽茎が直立し先端に穂状花序を付ける。花冠は仮雄蕊が花弁状に発達したもので唇弁は2本の仮雄蕊が合着して出来ている。唇弁の長さは2~2.5センチで白地に紅色の条が入っている。上部の花冠は蕊を包み雌蕊の柱頭がわずかに見える。
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セッカニワゼキショウ・1~九兵衛坂公園

 九兵衛坂公園の芝生で見られる「セッカニワゼキショウ(雪花庭石菖)」。アヤメ科ニワゼキショウ属の多年草で北アメリカ原産。草丈は4~5センチになり花径は8~9ミリ。花被片は純白で基部は黄色い。ニワゼキショウよりも低いために「コニワゼキショウ(小庭石菖)」とも呼ばれる。この数日後に公園管理者が草刈りをしてたくさんあった花が消えてしまったが、背が低いので4~5輪は生き延びていた。
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ヒトツボクロ・1~高尾山4号路

 高尾山“4号路”に生育する「ヒトツボクロ(一黒子)」。ラン科ヒトツボクロ属で草丈は10センチほど。大きいものは30センチにもなるようだ。5~6月に総状花序を付け長さ1センチほどの小さな花を咲かせる。花は褐色を帯びた淡黄緑色で萼片と側花弁は長さ4~5ミリ。唇弁は浅く3裂し距は長さ4~5ミリで後方に伸びる。ヒトツボクロは1本の花茎に1枚の葉が付く。
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キングサリ

 清水入緑地付近の民家で見掛けた「キングサリ(金鎖)」。マメ科キングサリ属のつる性落葉木本でヨーロッパ原産。長さ20センチほどの総状花序をぶら下げる様子を“金の鎖”に見立てている。同じマメ科のニセアカシアは白い総状花序をぶら下げ、その花は天ぷらなどで食べられるようだが、キングサリの花や種子には毒素のアルカロイドを含んでいるため要注意。
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