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ミヤマハハソ・1~開花

 アワブキ科アワブキ属の「ミヤマハハソ(深山柞)」。山地の沢沿いに生育する落葉低木で葉がコナラ(=ハハソ)に似ていることから名付けられている。花期は6~7月で枝先に円錐花序を垂らす。ひとつの花は直径4ミリほどで花弁は5枚。外側の3枚は円形で大きく基部に仮雄蕊が付いている。内側の2枚は小さく鼻の穴のような鱗片状で中から葯が2つある雄蕊が突き出ている。同属のアワブキの花は面白い構造をしているがミヤマハハソも変わっている。秋に球形の果実を稔らせるが、これもアワブキに似ている。これは高尾山“4号路”のもの。
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ホルトノキ・2~蕾

 陵南公園に植栽されている「ホルトノキ」。ホルトノキ科ホルトノキ属の常緑高木で九州、四国や沖縄などに分布している。花期は7月でまだ早いと思ったが、再び自宅からeバイクで往復30キロを漕いできた。予想通り花はまだだが花茎が何本も伸びていて長さ3~4ミリの小さな蕾が出来ていた。
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エビガライチゴ・1~花

 バラ科キイチゴ属の「エビガライチゴ(海老殻苺)」。北海道~九州の山地の陽当たりの良い場所に生育している。茎には赤紫色の腺毛が密生し細いトゲがありトゲは葉柄にも生えている。この様子をエビの殻に見立てて名付けられている。萼片は直径2.5~3センチで平開するが花弁は大きく開かない。受粉が終わると萼片はまた閉じてしまう。写真で花の下に見えるものは花後の幼果だろう。
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ムカゴサイシン・3~果実

 ラン科ムカゴサイシン属の「ムカゴサイシン(零余子細辛)」。地中にある球茎をヤマノイモのムカゴ(零余子)に、花後に出てくる心形の葉をサイシンに譬えた。写真は若い果実の様子でラグビーボール状の部分の長さは1センチほど。短期間で結実して種子を散布し花茎は消える。
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