元サラリーマンの植物ウォッチング第6弾。写真はクリックすると大きくなります。
多摩ニュータウン植物記Part6
マタタビ・1~開花
奥高尾“日影林道”で見られる「マタタビ(木天蓼)」。マタタビ科マタタビ属のつる性落葉木本でやや湿った山地の林縁に生育する。雌雄異株で花期になると葉の一部が白くなる。花は直径2~3センチで下向きに咲く。
さて『猫にマタタビ』のことわざ通りネコ科の動物はマタタビが大好物で臭いを嗅ぐと陶酔状態になるが、これはネコが蚊を忌避するための行動だったという研究が今年1月に科学雑誌『Science Advances』に発表された。少し長くなるが以下に発表内容を紹介しよう。
岩手大学、名古屋大学、京都大学、リバプール大学は共同研究で、ネコがマタタビを嗅ぎ身体に葉を擦り付けゴロゴロと転がる“マタタビ反応”は、マタタビに含まれる活性物質の“ネペタラクトール(Nepetalactol)”に蚊を忌避させる効果があり、これを毛に付着させることによって寄生虫や伝染病を媒介する蚊から身を守る行動だということが明らかになった。このことは人類にとっても寄生虫や伝染病を媒介する蚊の忌避剤として活用できる可能性を秘めていると考えられるとしている。『猫にマタタビ』だけでなく将来は『ヒトにマタタビ』となるかも知れない。
さて『猫にマタタビ』のことわざ通りネコ科の動物はマタタビが大好物で臭いを嗅ぐと陶酔状態になるが、これはネコが蚊を忌避するための行動だったという研究が今年1月に科学雑誌『Science Advances』に発表された。少し長くなるが以下に発表内容を紹介しよう。
岩手大学、名古屋大学、京都大学、リバプール大学は共同研究で、ネコがマタタビを嗅ぎ身体に葉を擦り付けゴロゴロと転がる“マタタビ反応”は、マタタビに含まれる活性物質の“ネペタラクトール(Nepetalactol)”に蚊を忌避させる効果があり、これを毛に付着させることによって寄生虫や伝染病を媒介する蚊から身を守る行動だということが明らかになった。このことは人類にとっても寄生虫や伝染病を媒介する蚊の忌避剤として活用できる可能性を秘めていると考えられるとしている。『猫にマタタビ』だけでなく将来は『ヒトにマタタビ』となるかも知れない。
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ミドリドクダミ・1~堀之内地区
堀之内地区の農道脇で見られる「ミドリドクダミ(緑毒溜)」。ドクダミ科ドクダミ属の多年草で羽状は白い苞が先祖返りして緑色になったもの。ドクダミは古くからセンブリ、ゲンノショウコとともに三大民間薬として利用されており、解毒や鎮痛など多くの薬効があることから「ジュウヤク(十薬)」の別名がある。
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ラッパイチョウ
JR八王子みなみ野駅付近の宇津貫熊野神社境内で見られる「ラッパイチョウ(喇叭公孫樹)」。イチョウ科イチョウ属の落葉高木で、ラッパ状の葉は普通の葉の中に稀に見られる。国内では、奈良県宇陀御杖村土屋原の春日神社、京都府福知山市の医王寺、熊本県の熊本城内など十数本しか存在が知られておらず、東京ではほかには東京大学本郷キャンパスや甲州街道のイチョウ並木の中にもあるようだ。
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