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ムジナモ・4~植物画

 東京都立大学牧野標本館で開催されている企画展水槽の「ムジナモ(貉藻)」を観察できたが、残念ながらその開花は見ていない。花は夏季の日中に稀に花を咲かせるがその時間はわずか1~2時間でそれも1回限り。蕾を付けても天候などの条件が合わなければ開花しないので“幻の花”と呼ばれているようだ。NHK朝ドラ『らんまん』では槙野万太郎が水槽のムジナモに花が咲いているのを発見していた。
 企画展の水槽のムジナモを毎日つきっきりで観察するわけにもいかないので、その花は牧野博士の“植物画”で確認することにしよう。上部の葉腋から花柄を伸ばし水面に花を咲かせる。花径は5~6ミリで花弁と萼片が5枚ずつある。また雄蕊と雌蕊も5本ずつあり植物画にはその様子が繊細に描かれている。
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ヤマトラノオ・4~花冠

 小宮公園の林内に咲く「ヤマトラノオ(山虎の尾)」。オオバコ科(←ゴマノハグサ科)クワガタソウ属の多年草で草丈は50~90センチ。夏に茎頂に虎の尾のような穂状花序を伸ばして直径5~6ミリの小花を多数咲かせる。花冠は青紫色で4深裂している。
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