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フウ・6~果実

 奥高尾“一丁平”付近の登山道脇に生育している「フウ(楓)」。マンサク科フウ属の落葉高木で台湾や中国南部原産。市街地では街路樹などに利用されているが、こんな山奥にわざわざ植栽されたとは思えない。おそらく何十年も前に野鳥によって種子が運ばれここで芽生えたのだろう。奥高尾では“もみじ台”付近でも数株の高木を確認している。フウは雌雄同株雌雄異花で4月頃に雌雄の花序を出して果実は直径3センチほどの球形の集合果になる。同属のモミジバフウの葉は5~7裂するが本種は3裂している。
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モミジバフウ・4~果実

 某企業が街路樹に除草剤を撒いてロードサイドの自社の看板が目立つようにした事件が全国で発生しているが、当地でもやはり例外ではなく街路樹が枯れていた。多摩ニュータウンは昭和40年代に武蔵野の緑を残しながら開発されほとんどすべての道路には街路樹が植栽されている。思いつくままにその樹種を挙げてみると、カツラハナミズキユリノキサルスベリソメイヨシノハクモクレンケヤキヤマボウシトウカエデヒトツバタゴヨウコウイチョウナンキンハゼなどいくつでも出てくる。
 写真は松が谷高校付近の遊歩道に植栽されている「モミジバフウ(紅葉葉楓)」。マンサク科フウ属の落葉高木でモミジバフウは東京都立大学キャンパス内でも並木道がある。花期は4~5月で果実は直径3センチほどの集合果になる。
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