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ホソバヒメミソハギ・1〜開花

 長沼公園外周の農道脇に咲いている「ホソバヒメミソハギ(細葉姫禊萩)」。ミソハギ科ヒメミソハギ属の一年草で熱帯アメリカ原産。1952年に長崎県で初めて報告され今は関東地方以西の水田などで見られる。草丈は40~50センチで葉は長さ5~6センチの十字対生。花は直径3~4ミリの4弁花で葉腋に付く。同属のヒメミソハギは葉がやや太めで茎に生い茂るように密生させるが、本種は疎らに付いている。
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エノキグサ・1~雄花序

 トウダイグサ科エノキグサ属の「エノキグサ(榎草)」。日本全土の道端や畑地などで見られる一年草で草丈は20~40センチ。花期は8~10月で雄花序は葉腋から伸びた上部で直立し雌花序は葉腋の基部に付く。写真は雄花序で長さは1~2センチ。ひとつの花の直径は1ミリほどで赤褐色の花被片が4枚ある。雄蕊は8本あり花糸は基部で合着している。これは鑓水"厳耕寺(がんこうじ・がんこじ)谷戸”のトンネル付近の道端のもの。
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ヒキヨモギ・4~花と果実

 野津田公園"上の原ススキ草地”に生育している「ヒキヨモギ(引蓬)」。ハマウツボ科(←ゴマノハグサ科)ヒキヨモギ属の一年草でススキなどイネ科植物に寄生するが自身でも葉緑素を持つ"半寄生植物”。花期は8~9月でここでは終盤だったが花がいくつか見られ、横には果実がたくさん出来ていた。花は長さ3センチほどで上唇は蕊を包み込んで内側に巻き込み下唇は3裂して左右に拡がっている。果実は長さ2センチほどの蒴果。熟すと裂開して細かい種子を零す。
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