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アメリカイヌホオズキ

 鑓水地区の道端に生えている「アメリカイヌホオズキ(亜米利加犬酸漿)」。ナス科ナス属の一年草で北アメリカ原産。花冠は直径5~6ミリで花は紫色掛かることが多い。また花冠は基部近くまで深く裂けている。イヌホオズキの葉は丸みを帯びるが本種の葉は細長くなる。
 参考までに日本帰化植物写真図鑑(全国農村教育協会発行)の"イヌホオズキの見分け方”などを参考に以下に示しておこう。これらの特徴はそれぞれ絶対的なものではなく個体差や中間的なものもあり、総合的に見て判断するしかない。
☆イヌホオズキ・・・花冠は8~12ミリで基部まで裂けない、果実は光沢無く果肉は緑色~濃紫色で萼を残して落下、葉は長卵形で脈上を除いてほとんど無毛、球状顆粒無し、果柄の基部はやや離れて付く、萼片は軽く反り返る
☆オオイヌホオズキ・・・花冠は8~12ミリ、果実はやや光沢があり果肉は緑色のままで柄を付けて落下、葉は丸みを帯びた長卵形で細毛を密生、球状顆粒4~10個、果柄の基部の離れ方が大きい
☆アメリカイヌホオズキ・・・花冠は4~6ミリでやや紫色掛かることが多い、果実はやや光沢があり果肉は緑色のままで柄を付けて落下、葉は細長い三角形で細毛を密生、球状顆粒4~10個、果柄の基部は1ヶ所に集まる
☆テリミノイヌホオズキ・・・花冠は4~6ミリ、果実は強い光沢があり果肉は濃紫色で萼を残して落下、葉は三角状卵形で基部より半分辺りまで波状の浅い切れ込みがあり脈上を除いてほとんど無毛、球状顆粒1~4個、萼片は強く反り返る、果実にフケ状斑がある
 
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コバノカモメヅル・5~野津田公園

 野津田公園のススキ野原に蔓を伸ばしている「コバノカモメヅル(小葉鴎蔓)」。キョウチクトウ科(←ガガイモ科)カモメヅル属のつる性多年草で関東地方以西の太平洋側に分布している。花径は10~12ミリで花冠は星形に5裂し雄蕊は雌蕊を囲んで蕊柱を形成している。蕊柱の外側に濃赤紫色の副花冠が見える。花の横では果実が出来始めている。
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アオハダ・2~果実

 大塚西公園の遊歩道脇に生えている「アオハダ(青膚)」。モチノキ科モチノキ属の落葉高木で雌雄異株。5~6月に緑白色の小さな花を咲かせる。果実は直径7~8ミリの核果で中に3~4個の種子(核)がある。アオハダは樹皮の外皮を削ると緑色の内皮が見えることで名付けられている。
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