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シュウブンソウ・4~南高尾

 南高尾"三沢峠”付近の山道で咲き始めた「シュウブンソウ(秋分草)」。キク科シオン属(←シュウブンソウ属)の多年草で関東地方以西の山地の木陰に生育している。花期は9~10月で"秋分”の頃に咲くことから名付けられている。本種は中央の筒状花を2列の舌状花が囲むことや痩果に冠毛が無いことなどからシオン属とはせず独立したシュウブンソウ属とされていたが現在はシオン属に含まれている。
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アオツヅラフジ

 鑓水地区の道路脇で蔓を伸ばしまるで小さなブドウのような果実を稔らせている「アオツヅラフジ(青葛藤)」。ツヅラフジ科アオツヅラフジ属のつる性落葉木本で雌雄異株。夏に淡黄色の小さな花を咲かせ、秋に青紫色の果実を稔らせる。果実は直径7~8ミリの液果で中にアンモナイトのような形の核が入っている。思わず摘んで口に入れたくなるがアオツヅラフジにはアルカロイド系の毒が有り誤食すると呼吸不全や心臓麻痺など引き起こすことがある。決して食べてはいけない。
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アイナエ・3~花

 中山地区の農道で見られる「アイナエ(藍苗)」。マチン科アイナエ属の一年草で草丈は5~6センチ。陽当たりの良いやや湿った草地に生育する。花期は8~9月で直径2~3ミリの白い花を咲かせるが他の草に埋もれて小さな花を見つけるのはなかなか難しい。名前の由来は不明だが、小さい花をの苗に見立てたのだろうか。
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