goo

ワレモコウ・3~花

 長沼公園"野猿の尾根道”に咲いている「ワレモコウ(吾亦紅・吾木香)」。バラ科ワレモコウ属の多年草で山野の陽当たりの良い草地に生育している。花期は8~10月で茎の先端に長さ1~2センチの花序を付ける。小穂ができる花は通常は基部のほうから咲き上がっていく“無限花序”が多いが、ワレモコウは頭頂部から咲き下っていく“有限花序”。上部の濃紅色の花は咲き終わっており、真ん中よりやや下の花は雄蕊の黄色い葯が見える。基部はまだ蕾の状態。
コメント ( 4 ) | Trackback ( )

チョウジタデ・3~長沼公園

 長沼公園外周の水田脇に生えている「チョウジタデ(丁子蓼)」。アカバナ科チョウジタデ属の一年草で果実が生薬の丁子に似て葉がタデに似ていることから名付けられている。花径は7~8ミリで花弁は4~5枚ある。北海道~九州の水田や湿地に生育し根がゴボウのように真っ直ぐに長く伸びることから「タゴボウ(田牛蒡)」とも呼ばれる。
コメント ( 2 ) | Trackback ( )

オランダキジカクシ・3~鈴生り

 キジカクシ科(←ユリ科)クサスギカズラ属の「オランダキジカクシ(阿蘭陀雉隠)」。いわゆる「アスパラガス(竜髭菜=Asparagus)」で、江戸時代末期にオランダから長崎に持ち込まれ、在来種のキジカクシに似ていることからオランダキジカクシと名付けられた。当時は観賞用だったようだが大正時代頃から食用として栽培され始めた。雌雄異株で雄株は果実を作る必要が無いので雌株より成長が早く春の新芽はより太い。そのため栽培されているのものは雄株が多く雌株は少ない。写真は雌株で果実が鈴生りに稔っていた。
コメント ( 4 ) | Trackback ( )