野鳥･74～アオゲラ3

　清水入緑地西側の遊歩道で『コツコツ』とドラミング音が聞こえた。辺りの樹を見上げるがなかなか居場所がわからない。それでも数分じっとしているとサクラの幹をチョコチョコと登る姿を発見。幹を突いては少し登りまた突く。これはキツツキ科アオゲラ属の「アオゲラ（緑啄木鳥）」で日本固有種。本州に分布する留鳥で体長は30センチほど。額から後頭部に掛けて赤いのでこれはオスだろう。メスは後頭部だけが赤い。名前から『どこが青い?』と思うが、昔は青の範囲が広く、例えば『青葉』や『青田』など緑色も青色と呼んでいたことによる。ちなみにアカゲラは頭や腹が赤く身体は黒色と白色になる。

♪♪信号機が会話をしているよ～
赤　『おい。どないしてん黄色。エライ元気ないやん。』
黄　『おお、赤か。俺ってな、すぐに変わってしまうやろ。つくづく存在感無いなぁ～て思て。』
赤　『何言うてんねん!　俺なんかみんなに嫌われてんやぞ。赤信号、赤信号、言われて。』
黄　『お互いツライ立場やなぁ。』
赤　『おい、お前はどやねん?』
青　『･･････』
赤　『おい。青!　あーお!』
青　『俺はミドリじゃ!!』
（『唄のワンダーランド』
作詞･作曲･歌:嘉門達夫　平成12年）
（JASRAC許諾第J210129422号）

ノイバラ･1～紅葉

　真冬の枯れ色の山で鮮やかな紅葉を見せている「ノイバラ（野茨）」。バラ科バラ属のつる性落葉木本で春の花だけでなくこのような姿でも楽しませてくれる。葉は奇数羽状複葉で互生し小葉は5～9枚付く。葉序の長さは8～10センチ。