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セキヤノアキチョウジ・5~逆沢作業道

 シモバシラの氷華の次は「セキヤノアキチョウジ(関屋の秋丁子)」。シソ科ヤマハッカ属の多年草で関東地方~中部地方の山地に分布している。9~10月に長さ2~3センチの小花を多数咲かせ果実を稔らせた後は地上部が枯れる。しかしシモバシラやサルビアなどのシソ科植物は冬でも根の活動が続き地中から水分を吸い上げている。地表は氷点下なので地上の茎の間から染み出た水分が次々に凍り"氷の華”が出来上がる。奥高尾では日影林道で秋に花を見ていたがそこでは見つからなかった。そこでもう1ヶ所花を見ていた"逆沢作業道”を登りやっと見つけた。シモバシラに比べてセキヤノアキチョウジの氷華は小さい。
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シモバシラ・7~萩原作業道

 暖冬のせいで年末から正月もずっと暖かい。いつもなら八王子市では最低気温が氷点下になることが多いが今冬はほとんど無い。前日の天気予報でこの日の最低気温がマイナス3℃になると知り、今年初めての高尾登山。山頂付近では小さな氷華がいくつか見られ奥高尾"もみじ台北巻き道”で数個出来ていたのを確認した。写真は"萩原作業道”で見つけた「シモバシラ(霜柱)」。シソ科シモバシラ属の多年草で秋に花を咲かせ果実を稔らせて地上部が枯れた後も根はまだ活動を続けている。暖冬と少雨のために例年より小振りで氷華が見られる場所は少ない。
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