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サラサウツギ

 アジサイ科(←ユキノシタ科)ウツギ属の「サラサウツギ(更紗空木)」。その葉痕は横に長い三角形で維管束痕は3つ。何かの動物の顔に見える。
 人間は3つの点を見ると何かの顔に見えるという本能がある。これは"シミュラクラ(simulacra)現象”と呼ばれるもので、ラテン語の"simulacrum(=似ているもの)”という意味になる。これは人類誕生の頃、森林や草原で猛獣などの外敵に対して備わった防衛本能とも考えられている。葉痕だけでなく樹肌キノコでも顔に見えることがある。植物に限らず日常でもコンセントや板張りの天井などでもこの本能は働いている。
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メギ・3〜紅葉

 メギ科メギ属の「メギ(目木)」。この茎を煎じて洗眼薬にしたことから名付けられている。東北地方~九州の山地に生育する落葉低木で枝に鋭いトゲがあることから「コトリトマラズ(小鳥止まらず)」の別名がある。葉身は2~4センチのへら形でここでは見事に紅葉していた。栽培品種のアカバメギの葉は夏でも赤いが本種は夏は緑色になる。
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