goo

野鳥・72~イカル1

 堀之内沖ノ谷戸公園でゴンズイの果実を食べている「イカル(鵤)」。アトリ科イカル属の漂鳥もしくは留鳥で北海道~九州の山麓や平地の雑木林などに生育している。体長は23センチ程度でムクドリとほぼ同じ。太くて大きな黄色い嘴を持ち頭頂から顔前面と風切りの一部が濃紺色をしており、体の上部と腹は灰褐色になる。イカルの名の由来は諸説あるようだが、奈良の斑鳩に多くいたのかどうかはわからない。
コメント ( 4 ) | Trackback ( )

ハンカチノキ・4~種子

 ヌマミズキ科(←ハンカチノキ科)ハンカチノキ属の「ハンカチノキ(はんかちの木)」。初夏にハンカチのような苞葉を付けた花を咲かせ果実は核果で直径4~4.5センチの長卵円形になる。薄い外果皮の内側に果肉質の中果皮がありその中に長さ3センチほどのラグビーボール状の内果皮がある。内果皮には稜がありかなり硬い。種子を取り出そうとしてペンチで破壊してみたが、内果皮にくっついていて種子だけを分離できなかった。果実は落葉後も長く残っていることが多く野鳥には不人気のようだ。確かに果肉を少し口にすると強烈なえぐみと苦み。これではヒヨドリもカラスも食べないだろう。
コメント ( 12 ) | Trackback ( )