元サラリーマンの植物ウォッチング第6弾。写真はクリックすると大きくなります。
多摩ニュータウン植物記Part6
ナンテン・2~果実
高尾山“薬王院”付近の登山道脇に生えている「ナンテン(南天)」。メギ科ナンテン属の常緑低木で中国原産。日本には江戸時代以前に渡来し各地に拡がっていった。初夏に円錐花序を出して白い花を多数咲かせ果実は晩秋に赤く稔る。ナンテンは“難を転ずる”に通ずることから江戸時代には縁起の良い樹として家の鬼門や裏鬼門に植えられた。また病気が全快した際には赤飯の上にナンテンの葉を添えたようだ。ナンテンの葉や樹皮にはアルカイド系のベルベリンやナンジニンが含まれており殺菌・防腐効果がある。
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