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メグスリノキ・5~紅葉2

 ムクロジ科(←カエデ科)カエデ属の「メグスリノキ(目薬の木)」。宮城県以南の山地に分布する落葉高木で雌雄異株。葉は3枚の小葉からなる3出複葉で葉身は5~14センチ。側脈は15~18対で秋には美しく紅葉する。メグスリノキの名はこの樹皮を煎じた汁を目の洗浄に利用したことから名付けられている。姫路市史には戦国武将の黒田官兵衛の祖父、黒田重隆が家伝の目薬を調合して播磨一円に売り歩き財を成したとの記述があるようだ。司馬遼太郎著の『播磨灘物語』もそのくだりがある。これは高尾山“1号路”のもの。
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クロヤツシロラン・18~種子

 鑓水の竹林に生育している「クロヤツシロラン(黒八代蘭)」。ラン科オニノヤガラ属の多年性菌従属栄養植物で9~10月に地面スレスレに黒褐色の目立たない花を咲かせ果実は晩秋に稔る。花期はやぶ蚊の攻撃もあり小さな花を探すのは大変だが、果実時になると草丈は20~30センチになり、またやぶ蚊もいなくなるので容易に見られる。果実は熟すと縦に割れてラグビーボール状になり中から細かい種子を放出する。
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