クスノキ科ハマビワ属の「アオモジ(青文字)」。台湾や東南アジア原産の落葉小高木で雌雄異株。早春の葉の展開前に直径1センチほどの淡黄色の小さな花を咲かせる。クロモジ属のクロモジの樹皮が黒いのに対して本種はやや緑色掛かるので名付けられている。アオモジは山口県や九州地方以南に分布しており、その後野鳥などによって種子散布され近畿地方では野生化したものが見られるようだ。関東では植栽しか見られずこれは神代植物公園のもの。
マメ科フジキ属の「ユクノキ」。頂芽の冬芽は葉柄内芽になりその葉痕は冬芽をグルリと囲むO字形になるが、枝の途中にある葉痕はU字形になっている。幅は4~5ミリで維管束痕ははっきりしないが何となく顔に見えた。ユクノキは数年に一度開花する。去年は開花したがはたして今年はどうだろう。
堀之内番場公園付近の大栗川で見掛けた「ジョウビタキ(尉鶲)」のメス。しきりにお辞儀の動作を繰り返すのが何とも可愛らしい。オスに比べてメスの目付きは優しく見える。ジョウビタキはヒタキ科ジョウビタキ属の冬鳥で中国東北部やバイカル湖周辺で繁殖し越冬地の日本では積雪の無い平地から低山などで見られる。