長沼町“向河原公園”付近の浅川土手を走っていると前方の河川敷に微かに動くものが見えた。望遠レンズで覗くとこれは「ホオジロ(頬白)」だ。ホオジロ科ホオジロ属の留鳥で日本全土に分布している。過眼線が黒いのでこれはオスだろう。数日前に小宮公園の菜の花畑で数名の鳥屋さんが大砲レンズを構えていたので何事かと尋ねるとどうやらホオジロが潜んでいたらしい。この日は中央線鉄橋付近の河川敷でオスのキジを見掛けたがすぐに藪に隠れてしまった。
キンポウゲ科オウレン属の「コセリバオウレン(小芹葉黄連)」。セリバオウレンの変種で本州の太平洋側に分布している多年草。花は両性花と雄花があり写真は雄花。花の一番外側の細長い裂片が5枚の萼片でその内側の10枚程度のヘラ状のものが花弁になる。花の中央には雄蕊が密生している。これは東京薬科大学薬草園のもの。
ヒノキ科(←スギ科)ラクウショウ属(ヌマスギ属)の「ラクウショウ(落羽松)」。北アメリカ原産の落葉高木で3~4月に雌雄の花序を出し果実は秋に稔る。果実は直径2~3センチの球形で熟すと鱗片がバラバラになり種子はその鱗片に付いて散布される。