鑓水地区の遊歩道で見られる「アカバナマンサク(赤花満作)」。マンサク科マンサク属の落葉小高木で基本種のマンサクが黄色い花を咲かせるのに対して本種は花弁が赤くなる。マンサクには多くの園芸品種が作られており、本種は日本産と中国産のマンサクを掛け合わせて生み出されたものと思われる。この株にはシナマンサクのように枯れ葉が残っている。
オシロイバナ科イカダカズラ属の「イカダカズラ(筏葛)」。南アメリカ原産の熱帯性つる性常緑木本で一般的には「ブーゲンビリア(Bougainvillea)」と呼ばれている。熱帯地方では蔓が他の樹木や岩などを10メートル以上よじ登るものもあるようだ。ここでは直径4~5センチの太い幹に成長している。その枝にはトゲがたくさん出ていた。蔓には葉が付きその脇に花芽が付くが、それが花に成長しなかったものがトゲになるようだ。トゲは1~1.5センチありかなり鋭い。
多摩川“稲城大橋”付近の高木に止まっている「トビ(鳶)」。タカ科トビ属の留鳥で海岸や河口のほか内陸や市街地でも見られる。体長は60~70センチで体色は褐色と白のまだら模様になる。動物や魚の死骸を食べるがカエルやトカゲなどの小動物も捕食する。海岸で飲食をしているとトビが襲いケガをすることもあるので要注意。