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セツブンソウ・13~帯化現象

 キンポウゲ科セツブンソウ属の「セツブンソウ(節分草)」。早春に花茎を立ち上げ直径2センチほどの花をやや横向きに咲かせる。花は通常は花茎の先端に1個付けるが、写真では1本の花茎に3つの花が付いている。これは“帯化現象”と呼ばれるもので、本来は植物の成長は茎頂にある“成長点”が起点となっているが、稀に頂端組織に異常が起こり“点”が“線”状に変化してそこから複数の成長が現れる。以前、奥高尾“日影林道”で見たニリンソウの帯化を“両面二輪草”と名付けたことがあったが、写真は“三面節分草”といったところだろう。その花茎は4~5ミリあり通常の花茎の2倍以上太い。これは拙庭のもの。
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アケボノスギ・8~蕾2

 津久井湖城山公園の丘に植栽されている「アケボノスギ(曙杉)」。ヒノキ科(←スギ科)アケボノスギ属の落葉高木で中国原産。和名に“杉”の名が付くがAPG新体系ではヒノキ科に分類されており、一般的には「メタセコイア((Metasequoia)」と呼ばれている。秋に落葉した後、長さ10~20センチのひも状の雄花序の蕾を多数ぶら下げる。球形の蕾は直径3~4ミリ。
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野鳥・156~キセキレイ7

 境川“蓬来橋”付近のサイクリングロードから水面を見るとサーッと飛ぶ鳥の姿が見えた。「キセキレイ(黄鶺鴒)」だ。セキレイ科セキレイ属の留鳥もしくは漂鳥で九州以北のほぼ全国に分布している。体長は20センチほどで胸から腹に掛けて黄色い。キセキレイやセグロセキレイは警戒心が強くこちらが立ち止まって見ているとすぐに飛び去ってしまう。またキセキレイはセグロセキレイやハクセキレイと生息地が重なるが力関係は一番弱くセグロセキレイなどに追い払われてしまう。
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