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ボダイジュ

 日野市平山の宗印禅寺の境内に植栽されている「ボダイジュ(菩提樹)」。アオイ科(←シナノキ科)シナノキ属の落葉高木で中国原産。日本へは臨済宗の開祖栄西が中国から持ち帰ったとされており日本各地の仏教寺院に多く植栽されている。お釈迦さまが菩提樹の下で悟りを開いたというのは有名だが、そちらはクワ科のインドボダイジュであり本種とは別物。またオーストリアの作曲家シューベルトの歌曲集『冬の旅』で歌われる菩提樹はセイヨウボダイジュ(=セイヨウシナノキ)でありそちらも別物になる。
 ボダイジュの花期は5~6月で葉腋から花序を出し淡黄色の花を咲かせる。花序には長さ5~8センチの舌状の総苞がある。写真は果実の様子で総苞が残っており枝から落ちる際に竹トンボのようにクルクル回りながら種子を散布している。
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野鳥・148~カワラヒワ3

 大田川沿いの遊歩道で見掛けた「カワラヒワ(河原鶸)」。アトリ科ヒワ属の留鳥で体長は14センチほど。スズメとほぼ同じ大きさになる。日本全土の低山に生息しているが北海道以北で繁殖するものが冬鳥として関東地方に飛来し当地では河川沿いで良く見られる。嘴は太く翼に黄色い羽が混じっている。
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