先日、恐れ多くもカポエイラの昇段試験を受けました。後発の私は、一緒に練習している仲間のなかで、一番下手。それでも力試しに、と受けてみました。
昇段試験のために、ふだん、私たちを教えてくれている先生の師匠、メストレが、サントスからサンパウロにやってきました。
このメストレの怖いことといったら、ありません。昇段試験は1人ずつで、メストレが言う20種類ほどの技を次々に、やります。この技の名前となかみを覚えるのは、カポエイラの動きに不慣れな私にとってなかなか、大変なことでした。
ビデオを見ながら、家で汗だくになって覚えたものです。
昇段試験の当日、私の出番は1番目で、これはこれは緊張しました。技は自分では大きな失敗はなく、何とかやることができました。
しかし、問題は口頭試問。これは、たじたじでした。何より、メストレの質問の仕方が怖すぎて、それだけで圧倒されてしまいます。ななめに見て、こちらをにらみながら「カポエイラ」というのですが、これは、カポエイラの語源を説明しなさい、という意味なのです。
ただでさえ下手なポルトガル語が、緊張で頭の中でくるくる回って、口から出てくる言葉は、めちゃくちゃです。
このメストレは実はやさしい人だと、前に会ったときに知っていたから良かったものの、そうでなければ、私はその場で泣き出していたと思うほどの緊張感でした。その後の質問は、ほとんど答えられませんでした。
そしてホーダ。これは、もう、カポエイラをやっていく根性を試されているようなものです。七転八起とは、まさにこのこと。
何度、転ばされても立ち向かっていかなくてはなりません。メストレ相手に、ふだんの練習以上に体力を消耗し、へとへとでした。
先生によると、この昇段試験で、緊張のあまり、気分が悪くなって、吐いた人もいたそうです。
この昇段試験は、4時間半にもおよびました。試験を経て、次に行われるのが、バチズモ、洗礼式です。この洗礼式で、腰に巻く帯、コルダンが渡されます。
洗礼式の日程は、私の愛するサンバチーム、トルシーダ・ジョーベンの40周年記念のイベントとばっちり重なってしまいました。
カポエイラかサンバか。私は、この選択に悩まされる日々を送ることとなりました。
昇段試験のために、ふだん、私たちを教えてくれている先生の師匠、メストレが、サントスからサンパウロにやってきました。
このメストレの怖いことといったら、ありません。昇段試験は1人ずつで、メストレが言う20種類ほどの技を次々に、やります。この技の名前となかみを覚えるのは、カポエイラの動きに不慣れな私にとってなかなか、大変なことでした。
ビデオを見ながら、家で汗だくになって覚えたものです。
昇段試験の当日、私の出番は1番目で、これはこれは緊張しました。技は自分では大きな失敗はなく、何とかやることができました。
しかし、問題は口頭試問。これは、たじたじでした。何より、メストレの質問の仕方が怖すぎて、それだけで圧倒されてしまいます。ななめに見て、こちらをにらみながら「カポエイラ」というのですが、これは、カポエイラの語源を説明しなさい、という意味なのです。
ただでさえ下手なポルトガル語が、緊張で頭の中でくるくる回って、口から出てくる言葉は、めちゃくちゃです。
このメストレは実はやさしい人だと、前に会ったときに知っていたから良かったものの、そうでなければ、私はその場で泣き出していたと思うほどの緊張感でした。その後の質問は、ほとんど答えられませんでした。
そしてホーダ。これは、もう、カポエイラをやっていく根性を試されているようなものです。七転八起とは、まさにこのこと。
何度、転ばされても立ち向かっていかなくてはなりません。メストレ相手に、ふだんの練習以上に体力を消耗し、へとへとでした。
先生によると、この昇段試験で、緊張のあまり、気分が悪くなって、吐いた人もいたそうです。
この昇段試験は、4時間半にもおよびました。試験を経て、次に行われるのが、バチズモ、洗礼式です。この洗礼式で、腰に巻く帯、コルダンが渡されます。
洗礼式の日程は、私の愛するサンバチーム、トルシーダ・ジョーベンの40周年記念のイベントとばっちり重なってしまいました。
カポエイラかサンバか。私は、この選択に悩まされる日々を送ることとなりました。