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多すぎる若い死

2010-04-07 | ブラジル
 2回続けて悲しい話を書くことになってしまいました。
 私が所属しているサンバチームのアーラ(グループ)のリーダー、ジュニオが火事で亡くなった日は、もう一つのサンバチーム、トルシーダ・ジョーベンの前会長がバイクの事故で亡くなって1週間、初七日のミサの日でした。

 前会長は、2年前、このブログでも書きましたが、前ハイーニャ(サンバ・クィーン)が急病で亡くなったとき、途方に暮れてクアドラ(練習場)へ行った私をお通夜の会場まで車で連れて行ってくれた人です。

 超コワモテで、筋肉モリモリの前会長(当時は会長)は、正にサッカー応援団の「顔」で、怖くて近寄りがたい人でした。でも、ハイーニャのお通夜で初めて話をして、実は優しい人なのだと知りました。

 ハイーニャの棺までサンバチームの団旗を持って行き、ハイーニャのお父さんで、我々のバテリア(打楽器隊)のメストレ(指揮者)に、チームの代表として話をしに行った前会長。この人が、トラックと衝突して、彼自身が亡くなってしまうとは、本当に信じられないことでした。

 今日は前会長の初七日か、と夜道を考え深く歩いて帰って来た直後。夫が「アキ、ショックな話がある。ジュニオが亡くなった」と言いました。
 私は世の中、何が起きているのか理解できませんでした。

 30代のマッチョな兄ちゃんが1週間立て続けに不慮の事故で亡くなる。しかも、どちらも私たちのサンバチームの超重要人物。
 考えてみれば、ハイーニャも18歳で亡くなり、その前の年には、ジョーベンのバテリアのメンバーが、フェスタの帰り、クアドラの前の幹線道路を渡る途中、車にひかれて即死でした。他にも若くして病死した人たちがいます。

 日本でこんなに若い人がたくさん亡くなることがあるでしょうか。
 ふと、いつか沖縄で同じ感情を抱いたことを思い出しました。沖縄では、近所の人や、お店の常連さんだった人までが自殺で亡くなっていました。このブログにも「多すぎる自殺」というタイトルで書いたことがあったように思います。

 サンパウロでは事故や病気で若い人が亡くなり、沖縄では自殺で亡くなっていく。
 どちらも本当に悲しいことで、ただただ、冥福を祈るのみです。

 (写真は、前会長が愛したサントスFC応援団、ジョーベン)

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