2015年のアメリカ映画です。
1957年の米ソ冷戦下において、アメリカで逮捕されたソ連のスパイの弁護を担当した実在の弁護士の人道的な活躍(アメリカ人からは裏切り者扱いをされ、家に銃弾も打ち込まれました)を描きます。
ソ連で捕虜になった偵察機のパイロットと、彼が弁護して死刑を免れたソ連のスパイとの交換の交渉も、主人公の弁護士が担当することになります(映画なのでそのへんのいきさつは省かれているので、なぜ民間人の彼がやらなくてはならないのかは、史実に疎い私には分かりにくかったです)。
お話のミソとしては、単なるアメリカとソ連の捕虜の交換としてではなく、そのころに東独で拘禁されていたアメリカ人学生の解放も絡めたことによって、よりヒューマニティが強調されています。
監督のスピルバーグの抑えた演出によって、アメリカ、ソ連、東独のどの国に対しても、極端に美化したり非人道的にしたりすることなく、それゆえ国家によって個人がいかに脅かされているかという、より普遍的なテーマが描き出されています。
こうした映画の主役の常連であるトム・ハンクスの演技力は言うまでもありませんが、この作品でアカデミー賞助演男優賞を獲得したソ連のスパイ役のマーク・ライランスの渋い演技が光っています。
1957年の米ソ冷戦下において、アメリカで逮捕されたソ連のスパイの弁護を担当した実在の弁護士の人道的な活躍(アメリカ人からは裏切り者扱いをされ、家に銃弾も打ち込まれました)を描きます。
ソ連で捕虜になった偵察機のパイロットと、彼が弁護して死刑を免れたソ連のスパイとの交換の交渉も、主人公の弁護士が担当することになります(映画なのでそのへんのいきさつは省かれているので、なぜ民間人の彼がやらなくてはならないのかは、史実に疎い私には分かりにくかったです)。
お話のミソとしては、単なるアメリカとソ連の捕虜の交換としてではなく、そのころに東独で拘禁されていたアメリカ人学生の解放も絡めたことによって、よりヒューマニティが強調されています。
監督のスピルバーグの抑えた演出によって、アメリカ、ソ連、東独のどの国に対しても、極端に美化したり非人道的にしたりすることなく、それゆえ国家によって個人がいかに脅かされているかという、より普遍的なテーマが描き出されています。
こうした映画の主役の常連であるトム・ハンクスの演技力は言うまでもありませんが、この作品でアカデミー賞助演男優賞を獲得したソ連のスパイ役のマーク・ライランスの渋い演技が光っています。
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