ゆきとたつやを主役にした連作短編集の二編目です。
乳歯の前歯が抜けてしまったゆきは、恥ずかしくて口を開けられません。
そんなゆきをたつやは挑発するのですが、ゆきは何とか口を開けないでこらえます。
ゆきの傘を破ったり、悪ふざけをしても、たつやはダジャレを連発して悪びれません。
そんなたつやは、クラスのみんなに糾弾され、それでも悪ふざけのダジャレを続けたので、とうとう先生に呼び出しを受けてしまいます。
雨の帰り道、いつになく元気がないたつやを励ますために、ゆきはあれほど隠していた歯抜けの口を開いて笑わせます。
歯が抜けたときのこの年齢の子どものかわいらしさや、みんなが大好きなダジャレを使って、読者や媒介者(親や先生たち)にたっぷりサービスした、楽しいお話に仕上がっています。
いつも元気なたつやが先生に叱られたぐらいでしょんぼりするのはやや不自然な気がしましたが、まだ異性を意識する以前の子どもたちの仲良しな雰囲気がうまく書かれています。
ただ、私自身や私の子どもたちがそのくらいの年齢だったころの記憶をたどると、十分に異性は意識していたので、ゆきとたつやの関係にもそのあたりの微妙な雰囲気を出したらもっと面白くなるかもしれません。
乳歯の前歯が抜けてしまったゆきは、恥ずかしくて口を開けられません。
そんなゆきをたつやは挑発するのですが、ゆきは何とか口を開けないでこらえます。
ゆきの傘を破ったり、悪ふざけをしても、たつやはダジャレを連発して悪びれません。
そんなたつやは、クラスのみんなに糾弾され、それでも悪ふざけのダジャレを続けたので、とうとう先生に呼び出しを受けてしまいます。
雨の帰り道、いつになく元気がないたつやを励ますために、ゆきはあれほど隠していた歯抜けの口を開いて笑わせます。
歯が抜けたときのこの年齢の子どものかわいらしさや、みんなが大好きなダジャレを使って、読者や媒介者(親や先生たち)にたっぷりサービスした、楽しいお話に仕上がっています。
いつも元気なたつやが先生に叱られたぐらいでしょんぼりするのはやや不自然な気がしましたが、まだ異性を意識する以前の子どもたちの仲良しな雰囲気がうまく書かれています。
ただ、私自身や私の子どもたちがそのくらいの年齢だったころの記憶をたどると、十分に異性は意識していたので、ゆきとたつやの関係にもそのあたりの微妙な雰囲気を出したらもっと面白くなるかもしれません。
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