鈴木武樹訳の角川文庫版「フラニーとズーイ」(1969年)の解説に付けられた年譜です。
1919年1月1日の誕生から、「ニューヨーカー誌」1965年6月19日号に発表された「ハップワース16,一九二四」(その記事を参照してください)までの、かなり詳細なサリンジャーの年譜がまとめられています。
特に、1940年のデビュー作「若者たち」(その記事を参照してください)から、最後の作品の「ハップワース16,一九二四」までの全作品の初出と単行本化の情報がすべて掲載されていますので、相互の関係を知るうえで非常に参考になります。
また、参考事項として、著者が選んだ、各年のアメリカの社会、文学、語学のトピックスを中心として、日本文学、世界史上の重要事項も書かれているので、当時の時代背景や文学との関係を知ることもできます。
なお、この年譜は、同じ訳者の角川文庫版「九つの物語」(1969年)、「倒錯の森」(1970年)、「若者たち」(1971年)、「大工らよ、屋根の梁を高く上げよ」(1972年)にも転載されています(この出版順は、サリンジャーの作品の実際の発表順とは無関係です。詳しくは、それぞれの事を参照してください)。
さらに、この年譜は、東京白川書院「サリンジャー作品集」(1981年)にも転載されていますが、以下の文章が追加されていて、サリンジャーファンを心配させました。
1968年(昭和43年)49歳 妻クレアが精神的打撃を与えたとの理由で離婚訴訟を起し、サリンジャーはそれに同意した。
1919年1月1日の誕生から、「ニューヨーカー誌」1965年6月19日号に発表された「ハップワース16,一九二四」(その記事を参照してください)までの、かなり詳細なサリンジャーの年譜がまとめられています。
特に、1940年のデビュー作「若者たち」(その記事を参照してください)から、最後の作品の「ハップワース16,一九二四」までの全作品の初出と単行本化の情報がすべて掲載されていますので、相互の関係を知るうえで非常に参考になります。
また、参考事項として、著者が選んだ、各年のアメリカの社会、文学、語学のトピックスを中心として、日本文学、世界史上の重要事項も書かれているので、当時の時代背景や文学との関係を知ることもできます。
なお、この年譜は、同じ訳者の角川文庫版「九つの物語」(1969年)、「倒錯の森」(1970年)、「若者たち」(1971年)、「大工らよ、屋根の梁を高く上げよ」(1972年)にも転載されています(この出版順は、サリンジャーの作品の実際の発表順とは無関係です。詳しくは、それぞれの事を参照してください)。
さらに、この年譜は、東京白川書院「サリンジャー作品集」(1981年)にも転載されていますが、以下の文章が追加されていて、サリンジャーファンを心配させました。
1968年(昭和43年)49歳 妻クレアが精神的打撃を与えたとの理由で離婚訴訟を起し、サリンジャーはそれに同意した。