イギリスの人気コミックスの映画化の第二弾です。
秘密スパイ組織「キングスマン」と、悪の麻薬組織「ゴールデン・サークル」の対決を、アメリカにある「キングスマン」の同盟組織「ステイツマン」と絡めて、三すくみの荒唐無稽ではちゃめちゃなアクションコメディです。
CGの発達により実写化が可能になったので、かつてだったらアニメで描かれたコミックスの映画化が実写版で行われるのは、洋の東西を問わずに今の映画の主流になっています。
人間ドラマを描くより、テーマパークのアトラクションのようなハラハラさせる作品の方が、現在では受けるようです。
もっとも、映画が生まれたころのモノクロの無声映画時代も、同様なスラプスティック・コメディがたくさん作られていました(代表的なスターはチャップリンやキートンでしょう。日本では、「目玉の松ちゃん」こと尾上松之助や「エノケン」こと榎本健一が有名です)から、それへの先祖がえりと言うことができるかもしれません。
この作品では少々残虐なシーンがあって興ざめするところもあるのですが、本来は、どんなに激しいアクションシーンでも主人公はもちろん敵役も怪我ひとつしないので、子どもも含めた観客が安心して楽しめる娯楽作品なのです。
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キングスマン(字幕版) |
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