砂嵐が吹き荒れて食糧危機に陥った、近未来の地球(といっても出てくるのはアメリカだけですが)を舞台にしたSF映画です。
SFといっても、「オデッセイ(その記事を参照してください)」のような科学技術的な映画(どこまで正確かはわかりませんが)ではなく、アクションシーン重視の娯楽映画です。
荒唐無稽な設定(例えば、主人公は元飛行士の農夫ですが、特別な訓練もせずに突然地球の危機を救うために派遣される宇宙船のメンバーに選ばれます)、偶然の多用、デフォルメされた登場人物(ロボットも含めて)、ご都合主義のストーリー展開を駆使した典型的なエンターテインメントの手法で作られた作品です。
オマージュなのか、監督は、彼が好きなのであろう過去の名作SF(ファンタジー)映画(「2001年宇宙の旅」、「未知との遭遇」、「エイリアン」、「スターウォーズ」、「フィールド・オブ・ドリームス」など)を連想させるシーンを連発させています。
といっても、宇宙旅行の間に主人公が時空を超えてしまい、愛する娘と見た目の年齢が逆転してしまうことをうまく使っていて、父娘の愛情にホロリとさせられます。
また、最近の同種の映画と同様に、音楽とSFX映像はすばらしく、三時間近い作品を飽きさせません。
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