「注文の多い料理店」の序文(その記事を参照してください)について全文引用して、丁寧に解説しています(記事にも全文引用してありますので、参照してください)。
特に、その中に出てくる「風」と「光」に着目して、作品にそれらの言葉が出てくる個所を引用して関連について述べています。
この童話集に限らず、賢治の作品では「光」と「風」から力を得ることが多いという指摘は重要です。
こうしたクリーンなエネルギーを得ることの重要性は、現代を生きる私たちにはより重要な問題になっています。
賢治の没後90年近くたって、ようやく深刻な放射能汚染をもたらす原子力やこれもまた深刻な温暖化問題をもたらす化石燃料などではなく、太陽光や風力などのクリーンなエネルギーがもっと必要なことを思い知らされるようになりました。
また、童話集の「新刊案内」(その記事を参照してください)が大人に、この「序文」が子どもに、同じように童話集の概要について述べているという指摘も秀逸です。