1964年のアメリカのミュージカル映画です。
1934年に書かれたトラヴァースの児童文学の古典である「風にのってきたメアリー・ポピンズ」を初めとしたメアリー・ポピンズ・シリーズをもとにしていますが、基本的にはオリジナル・ストーリーです。
ミュージカル女優だったジュリー・アンドリュースを、主役に抜擢したディズニー映画です。
アカデミー主演女優賞を獲得した彼女の圧倒的に美しい歌声が一番の魅力なのですが、アカデミー作曲賞と歌曲賞を受賞したシャーマン兄弟の「チム・チム・チェリー」を初めとした名曲の数々が素晴らしいです。
また、CGどころかコンピューター自体さえ一般化されていなかった時代に、実写と特殊撮影やアニメを合成した映像(アカデミー編集賞と特殊視覚効果賞も受賞しています)も当時としては画期的でした。
アカデミー賞は受賞していませんが、相手役のディック・ヴァン・ダイクの芸達者ぶりと彼を中心としたダンスの群舞も見ものです。
ところで、映画はメリー、原作本はメアリーになっているのが長年気になっていたのですが、今回字幕版で見たので注意して聞いてみると、俳優によって、日本語の「メリー]に近い発音の人もいますし、「メアリー」とはっきり発音している人もいるので、どちらでもいいことがはっきりしてスッキリしました。
メリーポピンズ (字幕版) | |
ビル・ウォルシュ,ドン・ダグラディ,ウォルト・ディズニー | |
メーカー情報なし |