現代児童文学

国内外の現代児童文学史や現代児童文学論についての考察や論文及び作品論や創作や参考文献を、できれば毎日記載します。

安東みきえ 文、牧野千穂 絵「へそまがりの魔女」

2023-12-14 13:34:25 | 作品論

 呪うことしかゆるされない魔女と、道に迷った少女のふれあいを描いた絵本です。

 へそまがりで素直にやさしくできない魔女と、いっしょに暮らし始めた少女は、しだいに心を寄せ合うようになります。

 そして、やっと生まれた国王の世継ぎに、魔女はへそまがりの呪いをかける形で幸いをもたらす贈り物をします。

そのおかげで、それまで乱れていた国には平和が訪れるのでした。

作家の巧妙な文章と、画家の魔女以外を動物で表した卓越したアイデアで、しゃれた絵本に仕上がっています。

 

 

 

 

 

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