2021年公開のイタリア映画です。
丘の上の広場にある小さな古書店の初老の店主と、そこを訪れる個性豊かな客(古書の売り手や買い手)や隣人(カフェのウエイターとその恋人)との交流が描かれています。
店主と顧客との会話は、ユーモアとセンスにあふれ、観客を楽しませてくれます。
特に、アフリカ移民の少年との交流(店主が選んだ児童文学の古典(「ピノッキオの冒険」、「イソップ寓話集」、「白鯨」、「白い牙」、「星の王子さま」、「ロビンソン・クルーソー」、「アンクル・トムの小屋」、「ドン・キホーテ」)を少年に無償で貸して読ませています)は、それ自体が優れたブックガイドになっています。