2014年公開のアメリカ映画です。
ショービジネスの裏側を鋭く描いて、アカデミー賞の作品賞、監督賞、脚本賞、撮影賞を獲得するなど、高い評価を得ました。
そういった意味では、業界内での評価が高くて、観客からはそれほどでもない映画の典型でしょう。
かつてのスーパーヒーロー物のハリウッドスターが、年老いてからブロードウェーの演劇の世界で苦闘する姿は、主演のマイケル・キートンが実際にバットマン俳優だけに鬼気迫るものがありますが、ストーリーが追いづらく観客にはあまり親切ではないかもしれません。
ただ、効果的な長回しの映像と、ジャズ・ドラムを多用した音楽は、なかなか魅力的です。