1989年公開のアメリカ映画です。
子どもの頃に親しんだテレビ・ドラマと違い、監督のティム・バートン好みのダークな雰囲気が全面に漂っています。
おなじみの相棒、ロビン少年は登場せずに、代わりに老執事がサポートするなど、かなり独自色を出しています。
主役のマイケル・キートンも、相手役のキム・ベイジンガーも、古いタイプの二枚目(この言葉がピッタリ)と美人なので、時代設定にはあっていて悪くないのですが、なんと言っても、敵役のジョーカーのジャック・ニコルソンの怪演が、この作品の最大の魅力でしょう。
制作費の半分が彼のギャラだったという噂がありますが、十分にその価値があります。